頸椎症で悩んでいる人のなかなか治らない理由①

目次

何故頸椎に負担がかかってしまうのか

症状は起こるべくして起こっている

治らないのは首にばかり気にするから

頸椎症が改善する10個の習慣

 

この記事を読んだあなたには、頸椎症のプロセスを振り返り、状態によっては長い目を見て頸椎症に向き合える強さ持ってほしいと思います。そして今、自分ができることを見つけ、不安が期待に変わるようになってほしいと思います。

頸椎症とは

頸椎と頸部椎間板に基づく椎体周辺の骨増殖と椎間腔の狭小化を生じ、そのために頸神経や脊髄が圧迫されて症状を呈する疾患である。

 

上記の様に、頸椎症とは頸椎に負担がかかることで起こる病気です。統計では女性よりも男性に多く、50~60歳と多いとされています。頸椎症が起こりやすい理由としては、頸椎の脊柱管は上部ほど広く、下部に向かって細くなっています。その最も狭い部分は第5~6頸椎部です。一方、脊髄はちょうどその場所で頸膨大部を形作っています。

そのために脊柱管と頸髄のサイズが接近しており、余分のスペースが最も少ないのです。この部分で脊髄は容易に圧迫を受けやすい構造になっています。さらに頚椎はその生理的湾曲がこのレベルで最も大きく、このことでも頸椎症は出現しやすいことになります。

 

症状は肩こり、背部痛、頚部痛、緊張型頭痛、肩から上肢にかけての放散痛などが初期症状として起こります。神経根症状としては手指のシビレ感や握力の低下、母指球や小指球、虫様筋の萎縮を起こします。また、手の細かい運動の障害も起こることがあります。脊髄症状では下肢の痙性麻痺のために歩行障害、さらには膀胱直腸障害が起こります。

 

診断方法

【X線撮影】

狭い脊柱管

椎間腔の狭小化

骨棘の形成

椎間孔の狭小化

 

【CT】

脊柱管の狭小化

骨棘

 

【MRI】

椎間板ヘルニア

脊髄の圧迫

 

【徒手検査】

スパーリングテスト

座位で、頭部を患側に倒して、頚部を過伸展して上から押し下げて行う椎間孔圧迫検査法です。患側上肢に痛みやしびれが放散すれば陽性になる。

 

ジャクソンテスト

頚部を過伸展させて、背後からおでこを下方へ押さえます。この操作により患側の上肢に放散痛を生じるものを陽性とします。

 

上下肢の深部腱反射

患側の知覚低下、筋委縮

頸椎に負担がかかる理由

では、なぜこのように頸椎に負担がかかってしまうのか。

ここで大切なのは頸椎症に至るまでの過程を振り返ることです。

肩や首の痛みがあるのでつい揉み解したり、シップを貼ったりして対応しようとしてしまいます。しかしそこに原因はなく、あるのは痛みを引き起こしている誘発ポイントです。そこに負担を掛けてしまった原因を見つけなくてはなりません。

 

症状が起こるまでには何かしらの原因と、積み重ねた時間があります。

その原因は頸椎症を起こした本人が「当たり前だと思っていたこと」にあります。

 

もしもこのような生活をしているのであれば要注意です。

・ご飯はだいたい早食い傾向にある。

・お昼ごはんを食べた後はすぐに家事・仕事に移る。

・時間を気にせず間食をしている。

・帰宅してご飯を食べた後、すぐに寝る。

・やる気を出すためにコーヒーやエナジードリンクでカフェインを摂取している。

・仕事に追われ、夕方になると足が浮腫んだり、身体の疲労感を感じる。

・仕事で顔は下向くことが多く、首が辛くなる。

・日々のストレスをアルコールで発散している。

・寝る前に携帯やテレビを観ている。

・睡眠の質に満足していない。

・常にストレスに晒されている。

・精神的に弱っている。

 

いくつ当てはまりましたか?多いほどに身体の心身の疲労度は高いと思ってください。

このような生活を続けることで、内臓疲労や脳疲労が溜まり、正しい姿勢を保つことができなくなり、猫背のような姿勢になります。「身体が疲れている」これは身体が疲れていると心に訴えかけている状態です。

 

そしてこのような状態は睡眠の質にも関係してきます。

 

・なかなか寝付けない。

・夜中に目が覚める。

・夢をよくみる。

・朝起きると顔や体が浮腫んでいる。

・身体の疲れが抜けない。

・朝起きると、腰背中、肩が辛い。

 

睡眠中は身体を修復する時間です。この時にしっかり身体の疲労が回復していれば、正しい姿勢を保つことができます。しかし、睡眠に影響するまで脳に刺激を与えること、間食などで1日通して消化器官を働かせることで睡眠の質を低下させ、疲労が抜けない悪習慣から抜け出せなくなります。

猫背のような姿勢が当たり前になり、違和感を覚えずに歪んだ状態で筋肉を動かすことで、筋肉や骨に負担がかかり、骨棘できたりや筋肉の緊張が抜けず神経根が圧迫されやすくなります。猫背のような歪んだ姿勢で過ごすことが当たり前になると、思い当たる原因がなく、ある日突然、頸椎症の症状が現れます。

続きはこちらのブログからどうぞ。

頸椎症で悩んでいる人のなかなか治らない理由②

 

 

 

当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。

自律神経が整い身体の機能が正常に働くようになると様々な不定愁訴が軽減していきます。

自律神経の乱れによって引き起こされる生理不順でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

原因不明の痛み・不調を

自律神経を整え改善する専門整体

『ひろ接骨院 高槻院』
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