東洋医学で見た!部位別による頭痛とツボの選び方

目次

  • 頭痛の種類とそれぞれの特徴
  • 東洋医学って?
  • お灸について
  • 東洋医学的にみた頭痛の判別
  • それぞれの頭痛に効くツボ
  • まとめ

 

こんにちは。ひろ接骨院 高槻院です。

 

近年、日本人の3~4人に1人が悩み、国民病ともなっている「頭痛」。

今回はその頭痛を東洋医学的に見ていきます。

頭痛の種類とそれぞれの特徴

頭痛には軽度なものから危険を伴う重度なものまであります。

その中でも聞いたことがある主な3つの頭痛を紹介します。

  • 緊張型頭痛

慢性頭痛の中で1番多いのがこの頭痛です。

過度な疲労や精神的なストレスによって筋肉が緊張することで起こります。

頭全体が重くなり、締め付けられるような痛みが特徴で

パソコン作業などで長時間前かがみの姿勢を続けている人に多く見られます。

血流を増やすことで症状が緩和します。

 

  • 片頭痛(偏頭痛)

女性に多く、ズキンズキンという拍動性の痛みが片側にみられます。※たまに両側もみられる。

緊張型頭痛と違い、血管が過度に拡張することで起こります。

痛みは数時間から長い人で3日ほど続くことがあり吐き気を伴い、音に敏感になりやすくなります。

また、頭痛の前には視界がチカチカ(キラキラした光が出る)する「閃輝暗点」という症状が出る人もいます。

片頭痛の要因としてポリフェノールがあげられます。

ポリフェノールを多く含む代表的なものとして赤ワインやチョコがあります。

 

  • 郡発性頭痛

頭痛の中で稀にみられ、「痛みの王様」と呼ばれるほど激しい痛みが特徴です。

目の奥がえぐられるような痛みが起き、涙が出たり充血することもあります。

この痛みが夜中~明け方に起きることが多く1日に3~4回、毎日のように続きます。

東洋医学って?

東洋医学とは中国から伝わり日本で発展した漢方医学のことです。 「未病を治す」という考え方があり、自身がもつ本来の自然治癒力を高める効果があります。

そのため、自律神経系や免疫系、内分泌系の疾患など病因のはっきりしない症状にも対応でき、

西洋医学の薬に比べて副作用が少ないと言われています。

1度は耳にしたことがある鍼やお灸、漢方薬がこの東洋医学に入ります。

今回は誰でもセルフケアができるようお灸を使います。

お灸について

お灸とは2000年以上前から中国で出来た治療法の1つで、

ツボの上にヨモギの葉から作られた「もぐさ」を置いて火をつけます。

ツボを温めることで血流を良くし、人が本来もっている自然治癒力を高めて治していきます。

その中でもドラッグストアで買えるせんねん灸を使います。

せんねん灸は初めての方でも使いやすく火を使わないものや

煙の出ないものまでいろんな種類があります。

東洋医学的にみた頭痛の判別

今回は痛みの部位によって頭痛を判別していきます。

その方法として東洋医学の「経絡」を使って頭痛を6つに分けていきます。

※経絡とは全身を巡りはっている気や血が通る道のことです。

①太陽病:首すじから後頭部にかけての痛み

②陽明病:前頭部の痛み(額も含む)

③少陽病:側頭部の痛み

④太陰病:上から包み込まれるような痛み

⑤少陰病:頭の中から突き上げるような痛み

⑥厥陰病:頭頂部の痛み

それぞれの頭痛に効くツボ

ツボは全身に361穴存在し、すべて経絡上にあります。

その中でも内臓に関係している12の経絡にあるツボを

お灸で刺激していきます。

※お灸をする際の注意点

①我慢せず、心地よいと感じる熱の範囲内で行うこと

②入浴直前・直後1時間や熱がある際は使用しないこと

③煙で火傷する場合があるので火がついている方を下向きにしないこと

 

①太陽病:手の太陽小腸経と足の太陽膀胱経の2つで

ツボは腕骨(わんこつ)と京骨(けいこつ)になります。

※督脈の腰陽関(こしようかん)、大椎(だいつい)も効果的です。

②陽明病:手の陽明大腸経と足の陽明胃経の2つで

ツボは合谷(ごうこく)と衝陽(しょうよう)になります。

③少陽病:手の少陽三焦経と足の少陽胆経の2つで

ツボは陽池(ようち)と丘墟(きゅうきょ)になります。

④太陰病:手の太陰肺経と足の太陰脾経の2つで

ツボは太淵(たいえん)と太白(たいはく)になります

⑤少陰病:手の少陰心経と足の少陰腎経の2つで

ツボは神門(しんもん)と太渓(たいけい)になります。

⑥厥陰病:手の厥陰心包経と足の厥陰肝経の2つで

ツボは大陵(だいりょう)と太衝(たいしょう)になります。

まとめ

今回は東洋医学の観点から頭痛を部位別に見ていきました。

「どんなタイプでどのツボが良いのか?」

これを機に自分の頭痛をしっかり把握して対策していきましょう。

来月は東洋医学の応用を使って症状ごとに頭痛をみていきます。

 

最後に

いかがでしたか?

これから冬に向け寒くなり、頭痛の症状も増えていきます。

当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。

頭痛も自律神経が乱れると起こる症状の1つです。

何年も頭痛に悩まされている方、原因がわからないなどお困りの方は、

全力でサポートさせて頂きますので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

原因不明の痛み・不調を自律神経を整え改善する専門整体

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