脱・頭痛!東洋でみた種類とセルフケア

目次

①東洋医学での病気の見方

②気候の変化による頭痛

③それぞれのセルフケア

④まとめ

 

こんにちは。ひろ接骨院 高槻院です。

 

頭痛…ちょうど1か月前に東洋医学の観点から部位別にみてお話しました。

今回は東洋医学の応用を使って気候の変化によって起こる頭痛について話していきます。

以前掲載した「東洋医学で見た!部位別による頭痛」

気になる方は下のURLからご覧下さい。

https://hirogon-takatsuki.com/symptoms/post-3387/

東洋医学での病気の見方

病気になったとき、ウイルスや細菌

生活習慣の乱れによるものやストレスが原因になると思います。

東洋医学では病気の原因を「内因」・「外因」・「不内外因」の3つに分けて考えていきます。

・内因:感情による身体の影響。

東洋では感情を7つに分け、それらは内臓と深く関係し、

感情が過度になると病を引き起こします。

怒 (例)イライラして頭痛が起こる。

喜 (例)喜びのあまり失神する。

思 (例)考えすぎて食べ物が喉を通らない。

悲 (例)悲しくなってため息が出る。

憂 (例)心が滅入って痛む。

恐 (例)恐怖のあまり、失禁した。

驚 (例)驚きすぎてパニックになった。

 

・外因:気候の変化による身体へ影響。

気候の変化は風・暑・湿・燥・寒・火の6つに分け「六気」と言われます。

また六気は「邪気」に変化し、風邪(ふうじゃ)・暑邪(しょじゃ)・湿邪(しつじゃ)

燥邪(そうじゃ)・寒邪(かんじゃ)・火邪(かじゃ)となり身体を侵します。

 

・不内外因:生活習慣の乱れや打撲・骨折などの外傷

内因と外因に当てはまらないものがこれになります。

気候の変化による頭痛

季節の変わり目や天候の変化で頭痛が起こることはありませんか?

こういった頭痛は先ほどお話した外因の六邪が関係し

熱感や寒気を伴うものもあり、5つに分類できます。

⑴寒邪(かんじゃ)による頭痛

特徴:顔の前面や口周りに痛みを感じ、手足が冷える。

冬に出現することが多いが、冷房で冷えたり雨、に濡れたりや汗をかいた後冷えることで人体に侵入します。

 

⑵湿邪(しつじゃ)による頭痛

特徴:全体が重たく、体全体がだるくなる。

感覚の異常や関節痛も起こる事がある。

梅雨に出現しやすく、多湿な環境にいることで人体に侵入します。

 

⑶熱邪(ねつじゃ)による頭痛

特徴:熱があり、汗が多く冷たいものを欲しがる。

夏に盛んで他の外邪と共に人体に侵入することが多い。

※暑邪(しょじゃ):夏限定の邪気。

夏バテの原因となる。

 

⑷風邪(ふうじゃ)による頭痛

特徴:上へ上へと向かう性質があるため

頭痛以外に鼻づまりや喉の痒み、顔のむくみなど人体の上部に症状が出やすい。

また症状や場所がコロコロ変わり、進行が速い。

春に多いが1年を通してみられる。

一般的なカゼの症状。

 

⑸火邪(かじゃ)による頭痛

特徴:めまいや目の充血、無力感、汗をかきやすく、喉が渇きやすい

風邪、熱邪、湿邪から変化したもの。

夏に見られやすいが季節性というよりも

内蔵の機能低下や内因(感情)からの影響が大きい。

それぞれのセルフケア

先ほどお話したように気候によって頭痛やそれ以外の症状が出てきます。

だからといって全員に起こるわけではありません。

なぜだと思いますか?

 

それは抵抗力、つまり免疫力が低下しているからです。

免疫力が低下することで自律神経が乱れ、疲れやすくなったり

内臓機能が落ち、少しのことでイライラするなど情緒にも関係します。

今回は上記の5つに分類別にセルフケアをお教えします。

①寒邪(かんじゃ)

寒邪では手足の冷えなどが見られるため、血の巡りを良くしていきます。

その方法としては「大椎」というツボを温めることです。

温め方は簡単でシャワーで30秒ほど直接当てるだけです。

また内蔵の1つである「腎臓」は寒さに弱く

腰と深く関係しているため、腹巻やカイロなど

腰・お腹を冷やさないことも予防の1つです。

②湿邪(しつじゃ)

湿邪は湿によって血や気が渋滞している状態なので

促すために「内関」というツボを使います。

押し方としてはゴリゴリと押すのではなく

親指を使ってジワーっと圧を10秒ほど押すのがポイントです。

③熱邪(ねつじゃ)  ※火邪(かじゃ)も同じ。

熱邪は文字通り熱がこもった状態なので外へ逃がさないといけません。

逃がす方法として「太衝」、「合谷」のツボがおすすめです。

押し方としては湿邪のときと同じです。

④風邪(ふうじゃ)

風邪は上へあがる作用があるため、寒邪の時と同じ

首元にある「大椎」のツボを使います。

カゼの症状と似ているため、引き始めに

シャワーで30秒ほど温めると効くので是非試してみてください。

まとめ

今回は気候による頭痛を症状別に見ていきました。

セルフケアとしてツボを紹介しましたがそれ以外にも

暑い時は水分補給を。寒い時は温めたり、食事に生姜などいれ

代謝をあげるなど免疫力を上げる方法はたくさんあります。

免疫力を上げることで病気になりにくい身体を作ることはできるので

これを機に対策していきましょう!

最後に

いかがでしたか?

これから冬に向け寒くなり、頭痛の症状も増えていきます。

当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。

頭痛も自律神経が乱れると起こる症状の1つです。

何年も頭痛に悩まされている方、原因がわからないなどお困りの方は、

全力でサポートさせて頂きますので、どうぞお気軽にご相談ください。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

原因不明の痛み・不調を自律神経を整え改善する専門整体

『ひろ接骨院 高槻院』

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