近年、国民病ともなっている“頭痛”

頭痛持ちの方にこのようなお悩みはありませんか？

このように頭痛があることによって

日常生活に支障が出てる人もたくさんいらっしゃると思います。

今回はその頭痛の原因についてお話していきます。

頭痛には偏頭痛や群発性頭痛、緊張性頭痛など様々な種類があります。

これらの頭痛が起こる要因として結論から言うと“自律神経”が関係しています。

自律神経が乱れることにより身体に不調をきたし

頭痛を引き起こしてしまいます。

自律神経とは簡単に説明すると

意志とは関係なく(無意識に)体の状態を保つ神経のことです。

具体的にいうと以下のような働きがあります。

・食べ物を消化するために胃腸の活動

・必要な酸素を取り入れるため肺などの呼吸器系の活動

・汗の量を調節して体温の維持

この自律神経が乱れるとこれらの機能の働きが落ち

維持できなくなることで身体に不調をきたすのです。

先ほどお話しした自律神経は下の２つに分けることができます。

主に日中に活動時に働く神経

仕事や勉強、スポーツ、家事しているときなど

主にリラックス時に働く神経

睡眠や食事、休憩しているときなど

この2つの神経は遊具でいう”シーソー”のような関係で

交感神経が活発になると副交感神経が活動を抑え

反対に副交感神経が活発になると交感神経の活動しにくくなります。

ではこれらの神経は頭痛とどんな働きをしているのか？

次の表をご覧ください。

この表をみると交感神経が働きすぎているときに

筋肉が固くなったり、血流が悪くなったりします。

そうなることで肩や首、頭へと血流がうまく巡らず頭痛が起きます。

つまり頭痛は交感神経優位のときに起きてしまうのです。

ではなぜ交感神経が高まりすぎるのか？

それは大きく分けて２つあります。

ストレスを受けると身体は対応するために

交感神経系を刺激して”ストレスホルモン”を分泌します。

この時に血圧や脈があがったりすることで身体は緊張状態を作ります。

また働きすぎなどによる疲労も交感神経を高める要因となります。

上のほうでお話ししたように

交感神経と副交感神経はシーソーのような関係となっているので

副交感神経が働きにくくなると反対の交感神経が活発になります。

生活習慣の中でいうと食事、睡眠時に副交感神経が働くので

食事の時間帯・量・回数が日によって異なったり

睡眠時間の不足、熟睡できないと

副交感神経の活動が抑制されてしまいます。

今回紹介するのは自律神経の乱れを整いやすくするセルフケアです。

自律神経は”無意識に働く神経”とお伝えしましたが

意識的に交感神経と副交感神経の切り替えをする方法があるんです。

それは”深呼吸”です！

腹式呼吸による深呼吸は、リラックス効果が高く

副交感神経の働きを優位にすることができます。

呼吸の方法としては鼻から大きくゆっくりと空気を吸い込み、

時間をかけてゆっくりと口から息をはいてください。

※比率でいうと１：２の割合(例：４秒吸って８秒で吐く)

気持ちを切り替えたいときや入浴後、睡眠前にするとおすすめです。

回数としては５～１０回を目安にしてください。

頭痛の原因として自律神経の乱れ

特に交感神経が優位な状態の時に起きると説明しましたが

交感神経は活動するために必要なもの。

要は交感神経が悪いのではなく副交感神経へと

うまく切り替えができていないことが肝心なのです。

今日お話ししたセルフケアはもちろんのこと

好きなこと、楽しいことをすることでストレスを発散させたり

睡眠や食事など生活面での改善をすることで

副交感神経を活発にして身体を休めてあげましょう。

最後に

いかがでしたか？

当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。

今回お話した頭痛は自律神経が乱れる原因の１つです。

自律神経症状に悩まされている方、原因がわからないなどお困りの方は、

全力でサポートさせて頂きますので、どうぞお気軽にご相談ください。

最後までお読み頂きありがとうございました。