みなさんも、一度は「頭痛」に悩まされた経験があるのではないでしょうか?
予期せぬ時に訪れ、一度症状が出てしまうと行動が遅れ、やりたいこともできず寝込んでしまう。
そんな方も少なくないのではないでしょうか?
日常生活で起こりうる頭痛は様々なタイミングがあると思いますが、そこにもかならず原因があります。
体も必要もないのに、頭痛を起こしているわけではないのです。
頭痛の原因は、かならず身の回りの日常生活に潜んでいます。
今日は、日常に起こりうる体質だけではない頭痛の原因をお話します。
もくじ
~状況別の頭痛~
①天候の悪い日の頭痛
②ストレスによる頭痛
③ホルモンバランスによる頭痛
④食事の要因による頭痛
~さいごに~
状況別の頭痛
- 天候の悪い日に痛む
- ストレスを感じると痛む
- 月経の前後に痛む
- 食後に痛む
- 外食などが続くと痛む
- お腹を壊したり体調不良で痛む
天候の悪い日の頭痛
よく天候の悪い日は頭痛が起こるという言葉を耳にするときがあります。
天候による体への影響は気圧、湿気、気温差に多いと言われています。
まず、気圧が下がると体の水分の巡りが悪くなることが原因で体の重たさ、頭痛が起こりやすくなります。
また、湿度が高いと、体の中に湿気がこもりやすく、それによって頭痛をはじめ、体の重だるさに
つながります。天候の中でも、もっとも多い要因と言われているのが気温の変動です。
急激な温度変化は体へのダメージも強く、特に冷えは自律神経のアンバランスを引き起こすだけでなく、
内臓を冷やしてしまい、機能低下が起こりやすくもなり、蓄積した疲労は体に症状として現れやすくなります。
ストレスによる頭痛
身体的なストレス:いわば過労などが原因で体の循環やエネルギーの乱れが起こり頭痛が起きる。
他にも、身体的な要因でいえば五感に負担をかけるストレスもあります。
ここでは、簡単に説明しますが、
視覚・・・パソコン、スマホなどの電子機器による光によるストレス
聴覚・・・騒音によるストレスやイヤホン・ヘッドホンでの大音量による負担
嗅覚・・・好みによっても分かれるが香水などの強い匂いやタバコ・汗のニオイなど不快と感じるもの
触覚・・・肌ざわりが不快、熱さ・冷たさおよび体に受ける刺激なので、打撲などの怪我もストレスとして該当。
味覚・・・甘い、辛い、酸い、苦い、塩辛いなどの五種の味覚も過剰になればストレスとなる
精神的なストレス:怒り、悲しみ、不安、心配、思い悩みなど様々な感情があり、それがストレスとなります。
精神的なストレスは特に「自律神経」との関係性が深く、この自律神経が体を無意識の状態でも正常な状態に保ってくれる機能があるのですが、ストレスによって自律神経のバランスが乱れ、体の緊張が抜けにくくなりリラックスしにくい状態が体質化してしまいます。
ホルモンバランスによる頭痛
女性の方に起こる頭痛の原因の一つにホルモンバランスによるものが挙げられます。
これには、月経が深く関わっていて、月経の前後や排卵期には必ずホルモンの変動が起こります。
ホルモンの変動が個人差はありますが、急激に起こることによって、体に負荷がかかり頭痛が引き起こされることがあります。
このホルモンのバランスと自律神経は深く関わっているため、天候やストレスによってもホルモンのバランスは左右されます。
一言にホルモンバランスといっても個人差があり、年齢や生活環境によっても対処は異なってきます。
しかし、大切なことは人の体はストレス化においても、自然の変動に対しても、かならず順応して対処・変化しようとします。
その変化に意識を向けてあげることが大切です。
食事の要因による頭痛
実は意外と多い、食事を終えてしばらくしたあとに出現する頭痛・・・
「たまたまかな?」と思われがちではありますが、これには理由があるんです。
では、もう少し詳しく「知っていて損はない食事が関係する頭痛」について紹介します。
頭痛の要因とは・・・
①添加物
主な要因の一つに「添加物」が関係していると考えられます。
今や食品のほとんどといっていいほど使用されている添加物。
この添加物によって日本の食品業界は発展し、大きな恩恵を受けています。
しかし、この添加物の摂取が過剰になってしまうと頭痛だけでなく様々な症状を
引き起こしてし合う可能性が出てきます。
日本では「うま味調味料」や「アミノ酸等」と表示されており、一見添加物なのかな?
と思わされます。少しでも食品の添加物量を減らすのであれば以下の方法があります。
添加物への対処
■アク抜き
アクをとることで、油分と一緒に添加物や有害物質なども取り除くことができます。
■水にさらす
これは水溶性のアクに対しての方法。野菜や果物に対応
■油抜き
酸化した油には有害物質が含まれます。熱湯をかけることによってその有害物質や酸化防止剤などの
添加物を減らすことが可能
■湯通し
肉・魚介・麺類などの食材に火を通すことで環境ホルモンなどの添加物を減らすことができます。
特に加工食品のハムやベーコンにも大量の添加物が使用しているので50度くらいのお湯のの中に
つけて10秒くらい通すだけでも添加物を多少減らすことができます。
■背わた・腹わたを取る
環境汚染物質が溜まりやすい背わた・腹わた。取り除いてから食べるのが
昔ながらの方法では、「漬け込む」という方法があります。
塩や酢、味噌や麹に漬け込むことが多く、それによって有害物質を減少させます。
②食材の毒性
有名なものには、「フグ毒」などが挙げられますが、
世の中にある食材にはどれも大なり小なり毒性があると言われています。
身近なものでいうと「ジャガイモ」の皮や芽には毒性があります。
特に時間が経過して目が伸びて緑色に変色したジャガイモは要注意です。
他にも、購入から日が経った食材で危険性のあるものに、ゴーヤやズッキーニが挙げられます。
もともと未熟なうちに食べる食材で完熟して食べると頭痛などを引き起こすことがあります。
ゴーヤはオレンジ色、ズッキーニは黄色になったものは要注意です。
また、加熱が不十分だと毒性が強まる食材に「インゲンマメ」があります。
水に浸して柔らかくしてサラダにしたりなどの生や生に近い方法は中毒を起こしやすいので注意です。
③糖質の摂りすぎ
甘い物の過剰摂取でも頭痛、だるさやお腹のハリを感じることがあります。
そのメカニズムには血糖値の急激な上昇と急降下をもたらすため、結果、低血糖を起こすことです。
④食物不耐性
グルテンや乳製品の摂取で不調をきたしたことはありませんか?
直接的な原因としては証明はされてはいませんが、食物の不耐性だと考えられています。
実際にグルテン、乳製品の過剰な摂取は腸の働きを弱めることもあることが分かっています。
⑤カフェインの過剰摂取
様々な考え方があると言われていますが、頭痛を悪化させる要因としてカフェインがあげられます。
本来、頭痛のメカニズムはストレスなどの要因によって脳血管が拡張し、炎症が起こり痛みにつながります。
カフェインには、血管収縮作用があるため拡張された脳血管を収縮させます。そのため、片頭痛の薬にはカフェインを含んだものもあります。しかし、この拡張と収縮が起こり、再度拡張するときに痛みが誘発されるので、
一方、ストレスで脳血管は拡張する、一方カフェインで脳血管が収縮するという繰り返しにより、頭痛が悪化するケースも多いので、過剰の摂取はオススメできません。
また、カフェインには副作用もあり、交感神経を高ぶらせる反面、消化器系にダメージを及ぼすこともあるので注意が必要です。
⑥アルコールによる影響
アルコールによる頭痛の原因には、血管の拡張による神経圧迫が関係しています。
アルコールが体内で分解されるとアセトアルデヒドという物質になります。このアセトアルデヒドは、
血管を拡張させる作用があります。そして拡張した血管からは水分が漏れ出ます。これによって起こるのが
「むくみ」です。この「むくみ」が神経を圧迫して頭痛を起こすこともあります。
アルコールによる頭痛の連鎖はまだあります。
発生したアセトアルデヒドによる作用です。この物質が蓄積すると「痛み増強物質」を発生させます。
これによって痛みはますます強くなり炎症は強くなります。
さいごに
いかがでしょうか?普段何気なく食べているものでも過剰な摂取、保存の期間・方法、調理法などで体に対する影響も変わってきます。そこから起こる体の反応は、あくまでも拒否反応でそれ以上は摂るな!という防御反応であったり、体外に排出するためにも必要なデトックスなのです。なので、症状が出ることはある意味自然なことでもあります。しかし、それによる体の疲労を考えないといけません。おいしいから!もったいないから!めんどくさいから!といった理由も間違いではありません。そのリスクを知り、正しい認識を持つことによって体の不調は最小限にできます。
自分でどうしたらいいのかわからない時は、ぜひ私たちにご相談ください。
たくさんの頭痛の症状を持つ方のお悩みを聞いてきました。一人でも多く頭痛で悩むことのない毎日をおくっていただければと日々精進しておりますので、きっと、みなさんのお悩みのお力になれると思います。