起立性調節障害は自律神経の機能が良くない!
自律神経は、身体を無意識に調節する神経です。
内臓・血管・ホルモン・免疫機能などの生きる為に必要な機能を調節します。
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
この二つの働きで体を調節しています。
体調は交感神経と副交感神経という、相反する作用の神経系がバランスを取りながら調節しています。起立性調節障害の方は、2つの神経のバランスが悪いため、体調が崩れてしまい、また、体調を立て直すことが遅れるのです。
交感神経とは?
主に活動をがメイン
・血流促進、血圧上昇
・食物の消化抑制
・免疫抑制
副交感神経
主に休憩がメイン
・血流抑制、血圧低下
・食物の消化促進
・免疫亢進
2つの神経が二重に支配することで、身体を最適な状態に調整してくれます。調節は無意識に行われるので意識的に気づくことはありません。
※どちらかが活発な時はもう片方は弱くなります。
自律神経が乱れると悪循環が起こる
第三者には単純に夜更かしが原因だと思い込みますが、そうではありません。
しかし根本の原因は自律神経の機能の悪さです。
中等症以上の起立性調節障害の場合は夜早く寝ても朝起きることができない状態になっています。
朝
体が休息状態で動かしにくい
交感神経の働きが悪くて血圧も上がらず、脳血流が悪くなります。
体を目覚めさせる機能が低下しているため、休息状態のまま動きににくくなります。
昼から夕方
しだいに元気になり、夜に向けて活発化する
交感神経が徐々に活発化し、身体が元気になってきて、活動的になります。
夕方から夜にかけて交感神経活動がピークに向かいます。
夜
体が活動状態でいつまでも眠れない
夜には交感神経活動が最高潮になり、身体が活動状態になります。深夜になっても活動状態が続くため、寝つきが悪くなる。
結果的に夜更かしになって、朝起きづらくなる。
このような悪循環がループしていきます。
症状がきつくなるごとに自分で直すことは簡単ではなくなってきます。
寝る2時間前に副交感神経を優位にさせる2つの方法
1.深呼吸をする
深呼吸をする事で交感神経の活動を落ち着かせ、副交感神経が活動しやすくなります。
体の調子が良くなってくると次第に手足がじんわり暖かくなってくる感覚が身についてきます。是非やってみてください。
深呼吸のやり方
「胸を張るイメージで4秒かけて大きく吸って1秒息を止めて9秒かけてゆっくり吐く」
これを5回から7回繰り返します。
このポイントを押さえて実施する事で身体がリラックスし、緊張状態が緩和され自律神経の乱れが改善されやすくなります。
筋弛緩法のやり方
8割ほどの力で5-10秒ほど力を入れて、その後スーッと力を抜き、10秒ほど脱力する
これを、こぶし→上腕→肩→首→顔(目・口・頬)→背中→お腹→太もも→ふくらはぎ→足の甲のように全身の筋肉に対して順々に行っていく方法です。
(首と背中は床方向に力を入れて曲げましょう)
力を入れたあとストンと力を抜くことが一番のポイントで、一気に力を抜く事で、緊張が取れた状態を、いわば、リラックス状態が意識的に作れるようになる方法です。
就寝時間の1時間前には寝れる環境を作り、その中で習慣を変えることで寝つきがよくなるというものです。
まずは睡眠環境、そして生活習慣の見直しからしていきましょう。
最後に
当院で起立性調節障害の施術を受けられる方は、病院で診断をしていただき、お薬は苦手だという方、漢方の処方していただいている方、カウンセリングを受けられても、症状が改善しない方が来院されます。
多くの方は自律神経のバランスが乱れており、自律神経調整整体を行うことで、状態が良くなっていきます。もしもご自身もしくはご家族、学校や職場の友人がこのような症状でお悩みであれば、是非ご相談ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
『ひろ接骨院 高槻院』
〒569-0007
大阪府高槻市神内2-28-9
TEL/FAX 072-668-3321
MAIL hirogons_2012@yahoo.co.jp
「あ~ようやくこの子が楽になっていくんだ。良かった」と思うと涙が出てきたくらい嬉しい時間でした。
※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。
アトピー整体で来院しているS・H君のお母様から暖かいメッセージを頂きました。
生後すぐのアレルギーとの生活に、小学校卒業までの間、あらゆる食物除去等の生活の日々からすっかり落ち着いた中学校生活も終盤の3年生、春。顔全体が見ている私達家族も辛いくらいに赤くただれ、かゆくて寝ている時間もかくので更にひどくなるというくり返しの状態に、以前までは通っていた病院での対処で何とか治まり、安堵して迎えられた卒業までの時間でしたが、新生活に入った春、また同じ様な状況をむかえてしまい、さすがに今回は今までの病院の治療の効果はなく、逆にどんどんひどく悪化していて・・・又、気持ちも下がっているのを見ている私達もどうしていいのか途方に暮れ始めていた時、この子の父親が携帯で探してくれていたのがこちらの接骨院を知るきっかけとなりました。
わらにもすがる思いとはこの事で確か休日でしたがメールを入れるとすぐに返信してくださった事におどろきましたが、その次の日改めて電話をしてみますとすぐメールの方とわかってくださり、長く話す内容にもずっと耳をかたむけて、親身に聞いてもらえたことに嬉しく感じ、こちらに望みをかけて、その日をずっと待っていたのを覚えています。
病院までの道のりは、さほど遠くなくわかりやすい場所にあり、一歩入口を入りますと皆様とっても優しくて。
院長先生と3人で診察室に入り、ボードを使って、理解しやすく今の状況も含めて説明してもらえたことに、原因がわかってホッとしたのか、治療を始めてもらっている様子を見ていて「あ~ようやくこの子が楽になっていくんだ。良かった」と思うと涙が出てきたくらい嬉しい時間でした。
今はまだ治療中ですが、通い始めて3カ月・・・。あの時の顔の様子はどこへやら?という位に本人も元気に学校に部活に行けています。
この子にとっていい出会いにつながった事、本当に感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。
そして今後ともどうぞお世話になります。よろしくお願いいたします。(^-^)