無排卵周期症でお悩みの方へ

目次

  • こんなお悩みありませんか?
  • 無排卵周期症の診断基準とは?
  • 病院での治療法とは?
  • どのような症状が現れるの?
  • なぜ無排卵周期症が起こるのか?
  • 当院で出来ること
  • 最後に

こんなお悩みありませんか?

  • 基礎体温が安定しない
  • 月に二回以上の出血がある
  • ストレスで生理周期が乱れている。
  • 体温が低い日が続いている
  • 生理の出血が長かったり短かったり、量も安定しない

もしかするとそれは無排卵周期症といわれる病気かもしれません。
生理様の出血はあるが、排卵を伴わない病態を無排卵周期症といいます。生理周期は不順なことが多く、生理持続期間も短かったり長かったりする。不妊の原因にもなる病気です。

無排卵周期症の診断基準とは?

月経周期の異常 頻発月経、希発月経
月経量・月経持続期間の異常 過多月経、過長月経、過少月経、過短月経
機能性子宮出血 不正出血や不妊を主訴とする
排卵障害 基礎体温が低温1相性を示す

その他…ホルモン検査、超音波検査など

病院での治療法とは?

挙児希望の有無により治療は異なります。

挙児希望がある場合 挙児希望がない場合
排卵誘発 ホルモン療法
①クロミフェン療法

②ゴナドトロピン療法

①ホルムストロム療法

②経口避妊薬

補足

51日以上の希発月経の約30%、19日以内の頻発月経の約60%は無排卵であるといわれています。無排卵周期症の中には、正常月経と変わらない月経周期や月経持続期間を自覚している人もいます。

 

挙児希望がない場合、経過観察する場合も多く、貧血や月経不順で日常生活に支障をきたしている場合、治療の対象となり、その場合のホルモン療法は、一定期間(3~6周期)施行して経過観察をします。

GnRHのパルス状分泌の障害

卵巣機能が極度に低下し、一定量以上のエストロゲンが分泌されなければ第二度無月経になります。一方、無排卵周期症はある程度の卵巣機能は保持されているが排卵が起きない状態であり、子宮内膜の増殖と月経様の子宮出血がみられます。

 

体重減少、ストレス、高PRL血症、PCOSなど

【視床下部・下垂体】

視床下部・下垂体の障害

GnRHのパルス状分泌障害

LH・FSHのパルス状分泌障害

【卵巣】

・卵胞の発育が不十分

・排卵が起こらない( 無排卵 )

プロゲステロンが欠如し、内膜が維持できない

破錠出血

・月経周期の異常

・月経量の異常

・月経維持期間の異常

GnRH( ゴナドトロピン放出ホルモン )

GnRHとは、視床下部で産生され、下垂体前葉でのLH、FSHの産生・分泌を促進させるホルモンです。卵胞期、黄体期にはパルス状に分泌されており、その頻度、振幅の変化により、LH,FSHの分泌が調節される。排卵期にはサージ状に分泌され、LHサージが引き起こされます。

低温一相性(無排卵)

基礎体温の中で高温相がない状態を低温一相性といいます。卵胞が黄体へ変化せず、プロゲステロン分泌の増加が起こらないため、体温の上昇も必然的に起こらない。

 

基礎体温が一相性であることは、子宮内膜へのプロゲステロン作用がないことを示し、この際の出血は破錠出血である。出血のタイミング(周期)は、正常であることもあれば、長くなり希発月経となることも、短くなり頻発月経となることもあります。

クロミフェン療法

抗エストロゲン作用をもつクロミフェンを経口投与する治療法です。内因性エストロゲン分泌が保たれた無排卵周期症、希発月経、第一度無月経が対象となります。

 

クロミフェン療法の作用機序は下記のようです。

 

  • クロミフェンが内因性エストロゲンと競合し、視床下部のエストロゲン受容体に結合する。
  • 資料株はエストロゲンの分泌が低いと認識し、GnRHの分泌を亢進する。
  • LH,FSHの分泌が亢進する。
  • 卵巣の発育が促進され、排卵を起こす。

 

投与法は、消退出血の5日目から5日間連続内服とする。クロミフェンには抗エストロゲン作用があり、頸管粘液分泌低下、子宮内膜発育不良を引き起こします。妊娠があらわれない場合、長期投与は避けるべきです。

ゴナドトロピン療法

第二度無月経や第一度無月経のクロミフェン無効例で挙児希望がある場合、ゴナドトピン療法( hMG-hCG療法またはFSH-hCG療法 )が適応となります。

 

FSH作用をもつhMG製剤またはFSH製剤を投与して卵胞の発育を促進する。一定の大きさまで発育したら、LH作用をもつhCGを投与して排卵を誘発させる。

 

ゴナドトロピン療法の副作用としては、多発排卵による卵巣過剰刺激症候群(OHSS)と多胎妊娠の発症があります。多胎妊娠は、早産、母体合併症の発症率が高く、周産期死亡率も高いといわれています。

どのような症状が現れるの??

無排卵であると自覚することはほとんどなく、症状としては、月経不順、不妊、不正出血などが現れ、卵巣機能が未成熟な思春期( 初経~数年 )、卵巣機能が低下しつつある更年期にみられることが多いです。

 

思春期、更年期、授乳期における無排卵月経は生理的なものが多く、病的意味が大きいものは、性成熟期における排卵障害です。性成熟期における無排卵周期症は、不妊の原因にもなります。更年期や思春期(生理的無排卵が生じる時期)では、不正出血( 機能性子宮出血 )に注意しましょう。

性成熟期とは

性成熟期とは排卵性周期が維持され、妊娠・出産が可能な19~45歳頃の年齢を指します。性成熟期で排卵性周期の確立し、生涯作り出される卵胞数は16万から5万個へと減少していきます。

 

性成熟期に起こりやすいものは、月経異常、不妊、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮内膜増殖症などが挙げられています。

生理的無排卵 思春期、更年期
病的無排卵 体重減少、ストレス、高PRL血症、PCOSなど

なぜ無排卵周期症が起こるのか?

過度なストレスによる頭蓋骨のゆがみ

脳がストレスを感じると、骨盤や頭蓋骨が緊張し、脳脊髄液(脳を保護したり、栄養をする体液)の流れが滞り、身体の左右のバランスに影響がでて、本能的にバランスを取ろうとするので、身体の歪みが起こります。

 

その結果、背骨の歪み、左右の肩の高さの違い、猫背など様々な症状が現れます。証明写真を撮る際に、顔のパーツや、顔の向きが正面からズレているような経験はありませんか?そういえば、と思い出したその当時から身体は歪んでいるのです。

内臓疲労の蓄積

内臓は一日中働き続けています。睡眠中も内臓は常に働き、心臓は血液を送り出し、肺は呼吸をし、腎臓で血液をろ過し、膀胱に尿を貯めるなど、様々な働きをしながら、各種内臓は副交感神経が働き、修復を行っています。

 

ご飯を食べすぎると、胃腸の消化が間に合わず、胃腸に負担を掛け胃炎や便秘下痢などの症状を引き起こします。ランニングをし過ぎると、血液を送り出す心臓に負担を掛け、スポーツ心臓になることがあります。風邪を引いて、咳をし続けると、過度に肺に負担を掛け、肺炎を引き起こします。

 

このように本来、周期的に行われている生理も、子宮や卵巣以外の内臓に負担がかかることで、その人本来の生理周期が乱れることがあります。

食生活の乱れ

人間の身体には酸素、水、五大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)が必要です。酸素や水がないと生きていけないように、五大栄養素もどれかひとつでも欠けると生きていけれません。酸素がなければ数分間、水を摂取しなければ数日間〜数週間に、五大栄養素は2週間以上、摂取しないと命に関わります。

 

現在、身体のどこかに不調がある人は、必須栄養素の何かが足りていない可能性があります。日々、必要なものを必要な量を摂り、細胞(組織、臓器など)をしっかりと入れ替えていくことが出来れば、健康な身体でいられます。

 

例えば、臓器に必要な材料を毎日しっかり摂れていると、臓器はいい状態で再生しますが、臓器に必要な材料が毎日しっかり摂れていないと、臓器は少ない材料で再生します。これが、臓器の不調の原因となるのです。

解決法はなにがあるのか

関元穴を温める

関元穴はおへその下三寸にあり、ちょうど親指を抜いた指四本分下になります。この関元穴は任脈に属する経絡で、泌尿、生殖器系、消化器系、心肺疾患や頚部の咽頭疾患、生殖器疾患に関わります。また関元穴は小腸経の募穴で小腸経の不調によって月経痛、月経不良、子宮けいれん、インポテンツ、泌尿器・生殖器関係の症状に効果があります。

 

気が集まるツボでもあり、身体の気(エネルギー)不足になると。ツボのあたりに弾力が無くなります。服やズボンの上からでいいので、優しく関元穴に手を当てて、手のひらからぬくもりを感じるまで行いましょう。ゆっくり深呼吸をしながら行うと、気の流れも整いやすくなり、生殖器の疾患に効果があります。

 

お身体でお悩みの方はお試しください。

当院で出来ること

自律神経は、人間が生きていくための生理的な機能をコントロールしている根本的なシステムとなっています。 主に体液循環・呼吸・消化・発汗・体温調節、内分泌機能 ( ホルモン )・生殖機能といった機能をコントロールしており、自律神経は直接的にせよ、間接的にせよ、ほとんど全ての健康上の問題になんらかの形で関わっています。

 

当院で行っている整体は、自律神経に直接働きかけ自律神経を整えるといった整体ではなく、 自律神経が乱れる『原因』に対して整体を行いその結果、自律神経のバランスが自然に整うといった整体です。原因に対してしっかり整体をすることにより再度、自律神経が乱れにくい身体になります。

 

自律神経が乱れる原因は、多岐に渡ります。 また自律神経が乱れる原因は人それぞれ異なり、症状によって傾向は似ていても原因は異なります。 人それぞれ顔も性格も違えば、食べている物、環境も異なりますので、当然原因も異なるのです。 その原因を特定出来るのが筋力反射テスト( キネシオロジー検査 )です。

 

当院では、検査をしっかりせず原因を絞らない施術や刺激の強い施術は、お身体に負担をかけると考えております。不調を抱えて体力が落ちている身体に必要以上の刺激が入ると身体はその刺激に耐えられずにさらに機能低下します。また、刺激で症状をぼかせば必ず再発し、さらに強い刺激を欲してしましい鈍感になっていき、いざという時に体からの大切なサインを見落とす可能性があります。身体の事を熟知して行くと如何に刺激を少なくし『いつ?どこを?どのように?』施術するかが患者様に施術を行う上で大切になります。

 

こういった考えから、当院の施術は検査8割、施術2割です。

原因を特定し、必要最低限の触れてるぐらいの刺激(無痛調整)でお身体を変化させます。関節の動きの拡大、筋力、重心の変化、筋肉のコリ(硬さ)軽減など必ず体感して頂きます。

もっと詳しい当院の考え方はこちらからどうぞ。

最後に

ホルモンバランスの乱れは自律神経の乱れ、内臓疲労によって引き起こされます。

当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。

自律神経が整い身体の機能が正常に働くようになると様々な不定愁訴が軽減していきます。

自律神経の乱れによって引き起こされる生理不順でお困りの方は、お気軽にご相談ください。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

原因不明の痛み・不調を

自律神経を整え改善する専門整体

『ひろ接骨院 高槻院』
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