皆さん、突然ですが人生の中で
最も時間を費やしていることは何だと思いますか?
それは“睡眠”です!
睡眠は3大欲求の1つでもあり健康な生活を送るために重要な役割を果たしています。
国民の4~5人に1人が悩んでいるといわれる不眠症。
また本人は気づいていない“かくれ不眠“がいると言われるほど
私たちにとって身近な症状となっています。
今回は不眠症についてお話していきます。
1不眠症って?
2なぜ不眠になるのか?
3睡眠の役割
4私たちができること
不眠症って?
不眠症と聞くと何をイメージしますか?
“布団やベッドに入ってもなかなか寝付けない”のを
イメージされている方は多いのではないでしょうか?
しかし、不眠症は4つの種類に分かれるのです。
➀入眠困難(寝付きが良くない)
➁早期覚醒(朝早く目が覚めて再度眠るのができない)
➂中途覚醒(夜中に何度も起きてしまう)
④熟眠障害(眠りが浅く感じたりする)
なぜ不眠症になるのか?
不眠症になる原因は私たちの生活にあります。
その中でも“体内時計の乱れ”が大きく関わります。
-体内時計とは?
日中は活動状態に、夜間は休息状態に。と
無意識に切り替える働きで
1日周期でリズムを刻んでいます。
この体内時計は身体のほぼすべての臓器にあるといわれ
体温や血圧の調整、ホルモン分泌などに影響します。
その中でも脳から分泌されるメラトニンというホルモンが
大きく関係すると言われています。
では体内時計が乱れる原因は何なのか?
➀夜型化
最近では、大人から子どもまでの多くの人の
就寝時刻が遅い傾向にあり、睡眠時間が少なくなっているのです。
就寝時刻が遅く要因としては“夜更かし”や“働きすぎ”、“暴飲暴食”などの
生活が不規則になっていることがあげられます。
➁光刺激
テレビやパソコン、スマホを使用する時間が増え
寝る直前まで使う人が増えてきています。
本来、寝る前に強い光刺激を受けると眠りをうながす
メラトニンというホルモンが分泌されにくくなり
寝つきが悪くなったり、日中に眠気がくるようになるのです。
➂ストレス
今の社会は便利で科的な生活が送れるようになった反面
“ストレス社会”と言われるほどストレスを抱えている人がとても増えています。
肉体的、精神的、環境的ストレスの3つに分けることができ
人はこれらのストレスを受けると自律神経の内
活動時に働く交感神経が高まりやすくなります。
交感神経が高くなると身体が常に緊張しリラックスできない状態になります。
その際、食事や睡眠時に働く副交感神経が働きにくくなり
脳がしっかり休むことができない上に質の良い睡眠が取れなくなります。
睡眠の役割
睡眠には疲労してしまった脳や身体を休息させる働きがあります。
脳の疲れが取れないままでいると記憶力や判断力が低下し
内臓の働きや免疫機能、血圧の調整にも関わるのです。
また睡眠時には成長ホルモンが分泌され、子どもでは発育の促進、
大人では細胞の新陳代謝や抗老化の働きをしています。
では睡眠をたくさんとればいいのか?
-それは違います。
睡眠には眠りの浅い“レム睡眠”と眠りの深い“ノンレム睡眠”があり
1サイクルを90分として繰り返しています。
このノンレム睡眠時に脳は休息していて朝になるにつれ時間が短くなっています。
このサイクルを踏まえ、個人差はありますが7時間程度が最も良いとされ
自然に目が覚めるような仕組みになっているのです。
私たちができること
不眠症を予防するためには体内時計を整えることが大切です。
その方法はとても簡単で毎朝同じ時間に太陽光を浴びることです。
光を浴びることにより体内時計に関わるメラトニンが分泌されリズムを一定にします。
もちろん起きて光を浴びること以外にもできることはあります。
例えば、偏った食事になっていないか?
食事や就寝時間は不規則になっていないかなど身近なことがあげられます。
この生活習慣を変えていくことが不眠症を予防する第一歩なのです。
しかしいきなり生活を急変することは難しいことですので
できることから1つ1つやってみましょう。
最後に
いかがでしたか?
当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。
今回お話した不眠症は自律神経が乱れる原因の1つです。
自律神経症状に悩まされている方、原因がわからないなどお困りの方は、
全力でサポートさせて頂きますので、どうぞお気軽にご相談ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。