不眠症改善のための考え方

近年、乱れた生活習慣が原因となり、カラダの不調をきたす方が急増しています。

それに伴い自律神経という言葉か認知されてきました。

その中でも、自律神経の乱れによって、ここ数年で圧倒的に急増している症状があります。

それは「睡眠障害」です。

睡眠障害とは、その名前の通り、睡眠の規則における医学的な障害です。

睡眠障害には、入眠や睡眠持続の難しい不眠症や、過度に眠ってしまう過眠症、

いびきや無呼吸が特徴的な睡眠時無呼吸症候群などがあげられます。

よく聞く名前もあるかもしれませんが、睡眠障害としては、

睡眠が関連した病気が約80種あります。

人は、日の出とともに起床して、活動し、日が沈むと

休息・就寝するという生活リズムが本来の姿です。

しかし、現代では過度な残業、持ち帰りの仕事、夜勤が余儀なくされています。

誰かが働いていないと、どのライフラインも回らないことは百も承知ですが、

自然の状態からは、どんどんかけ離れてしまっているのが、今の世の中の現状です。

その便利であり、不自然な生活が正常な睡眠をとれない人を生み出し、

今では不眠症は5人に1人、睡眠薬の使用は、20人に1人と言われるまでになっています。

睡眠障害を改善するポイントは、まず睡眠についての理解深めることです。

 

今回は、こういうケアをした方がいい!

というものではなく、不眠についての考え方、なぜ不眠が起こるのか・・・

ということにフォーカスしてお話をしています。

ご興味があれば、是非このまま読み進めてください!

 

睡眠のメカニズムを知る

基本的に私たちは、特殊な勤務などでなければ、夜がくれば眠くなり、

朝に目が覚めるという生活サイクルです。何もいわずとも眠くなり、

睡眠に誘導されるのは、体内における睡眠のメカニズムにあります。

睡眠を起こすメカニズムは2種類あって、体内時計機構と恒常性維持機能です。

恒常性維持機構は、睡眠が不足したり、長く起きていると眠たくなるといった、

「疲れたから睡眠をとる」という機構です。

体内時計機構は「夜になると眠くなる」という機構で、

いつもの就寝時間に眠くなり、その日の疲労感に関係なく眠くなります。

徹夜などで、朝に帰って疲れているからすぐに寝れると思って、

なかなか眠れないのは、この仕組みがによるものです。

近年、カラダにかかる負担があがるにつれ、睡眠の必要性が重要視されています。

睡眠の必要性を知る

睡眠の必要性には、なんといっても心身ともに疲労を回復させることです。

睡眠のリズムには、レム睡眠とノンレム睡眠とがあり、このリズムが正常に

働き、より深い睡眠が得られることによって、成長ホルモンが分泌され、

体内の修復・回復が促進され、代謝機能の向上、脳の休息、自律神経が安定

するため、ストレスへの耐性も高まります。

他にも睡眠の効果には、

肥満防止・ストレス解消・肌の修復・記憶の定着などがあります。

ということは、、、逆に考えると、、、

睡眠の質が低下してしまうと・・・

・太りやすい体質になる

・うつ病・不安障害のリスクが高まる

・ホルモンバランスの乱れ

・肌荒れが増える

・記憶力が低下する

などなど、睡眠による日常生活の影響は多大なものです。

生活の質を向上させるためには、睡眠の質を向上させることが大切です。

不眠症を改善させる3つのステップ

睡眠を改善させるための3ステップとして、

①睡眠の長さは人それぞれ
不眠症を改善させるために大事なことは、
まずは自分の適切な睡眠を時間にとらわれないことです。
8時間寝れば健康という時間的根拠はないと言われています。8時間寝ないといけない…という思考のとらわれが、自分は不眠だ…というストレスを引き起こしてしまうケースが多くみられます。睡眠の長さは人それぞれなんです。

②自分なりのリラックス法を探す
リラックスさせることによって覚醒から睡眠に移行しやすくなります。睡眠を直接的に促すという方法は、なかなか難しいですが、神経が高ぶって入眠を阻害してしまう要因がリラックスさせることによって減らすことができれば、おのずと快適な睡眠につくことができると考えています。

③寝なきゃいけない。という思考は捨てる
不眠症で悩む方の多くが、こういう感情を抱きやすいと言われています。
「明日も早いから寝なきゃいけない」
「寝なきゃ体力が持たない」
〜しなきゃ。という思考は、神経が高ぶり、かえって不眠を増強させてしまいます。
寝なきゃいけないという思考を捨て、寝なくても大丈夫。という思考を持ちましょう!

最後に・・・

快適な睡眠時間を取り戻すためには、
まず今の生活でカラダに無理はないのか…
無理があっても、それを補う生活の習慣が意識できているか…
間違いなくいえるのは、様々な環境化でのストレスを受け、

不眠症という症状を引き起こしたのは、まぎれもなくアナタ自身のカラダで、

解決できるのもアナタのカラダです!

私たちは、カラダが良くなるキッカケにしか過ぎません。

その症状を出さなくても良い状態にカラダが気付けば、

自然と快適な眠りを取り戻すことができます。