床に入って寝つくまでに、30分～1時間以上かかり、なかなか寝つけない状態を入眠障害と呼びます。

自律神経が乱れ、ちょっとした興奮状態になってしまい、目が冴えて眠れない状態です。

これは精神的な問題、不安や緊張が強いときなどに起こりやすいといわれており自律神経のバランスが崩れているのでバランスを整えてやり、リラックスモードにしてやると寝つきが良くなります。

睡眠薬による治療が必ずしも悪いというわけではありませんが、薬というのは副作用が必ずありますので、できれば使わずに不眠症を治していけたらと思います。

今回はお薬以外での不眠症治療にはどんなものがあるのかについて紹介させていただきます。

◎睡眠の適温は20度前後で、湿度は40%～70%であるので入眠に困っている人は寝室作りにも気を付けましょう。

また、カラダとベッドの間が2~3cmの時が身体への負荷が一番少ないと言われています。やわらかすぎると、体幹部が深く沈みこんでしまって、眠りづらいだけでなく、腰痛などの原因にもなります。寝床は少しくらい固い方がいいと言われています。

◎お風呂はぬるめのお湯に浸かりましょう。

40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくり浸かることがリラックスにつながります。

お湯が熱すぎると交感神経が活発になり、かえって目が覚めてしまい眠りにくくなります。

◎寝室を真っ暗にしない

人間は真っ暗よりも、マメ球くらいの明るさがあった方が寝つきが良い場合が多いです。

◎眠ろうとする意気込みが頭をさえさせ寝つきを悪くするので無理に寝る必要はないと自分に言い聞かす。

眠くないのに無理に寝ようとすると、「眠らなくては」という一種の強迫観念がうまれてしまい、かえって頭がさえてしまい、寝つきを悪くすることがあります。

あまり時間を気にせずに、「無理に寝る必要はない」くらい軽い気持ちでいた方が入眠しやすくなります。眠たくなってから床に就く、就床時刻にこだわりすぎない

必要な睡眠時間は人によって違うので睡眠時間にはそこまでこだわる必要はなく、短くても、日中の眠気で困らなければ大丈夫です。

◎コーヒーや緑茶を寝る前に摂るのはやめましょう。

コーヒーや緑茶には、カフェインが含まれています。

カフェインには、5時間程度の覚醒作用があるので、夕食以降の摂取は控えましょう。

◎時計の針が鳴るタイプの時計は使わない。

時計の針がカチカチなるとそっちに気がいってしまい寝つきが悪くなることがあります。

◎寝る前にお酒を飲む習慣はやめましょう。

寝る前のアルコールの摂取で一時的に寝つきがよくなっても、すぐに効果が切れて睡眠が浅くなり、途中で目が覚めやすくなります。お酒には強力な催眠作用がありますが、時間が経過してアルコールの血中濃度が低下すると、今度はアルコールの持つ覚醒作用が働き始め、脳が興奮状態となり、途中で起きてしまったり、睡眠の質を下げてしまうので寝る前の飲酒はやめましょう。

次は筋弛緩法（リラクゼーション）という寝るための簡単なテクニックを紹介します。

これは、筋肉を意識的に緩めることで身体をリラックスさせる方法です。

特別な器具も必要なく、10-20分ほど簡単に身体を動かして緊張を取るリラックス法です。

不眠症の方は、眠れないことで不安・緊張がどんどん強くなってしまい、更に眠れなくなるという悪循環に陥っていることがあります。この場合、就寝時に緊張がほぐれてリラックスしている状態を作ることができれば不眠症の改善が期待できます。

簡単に説明すると、

8割ほどの力で5-10秒ほど力を入れて、その後スーッと力を抜き、10秒ほど脱力する

これを、こぶし→上腕→肩→首→顔（目・口・頬）→背中→お腹→太もも→ふくらはぎ→足の甲のように全身の筋肉に対して順々に行っていく方法です。(首と背中は床方向に力を入れて曲げましょう)

力を入れたあとストンと力を抜くことが一番のポイントで、一気に力を抜く事で、緊張が取れた状態を意識的に作り、リラックス状態が意識的に作れるようになる方法です。

不眠症治療と書きましたが堅苦しい事ではなく、習慣を変えることで寝つきがよくなるというものです。

まずは睡眠環境、そして生活習慣の見直しからしていきましょう。

それでも改善がされない際は一度『ひろ接骨院　高槻院』にご相談ください。

ひろ接骨院　高槻院ではソフトな整体で自律神経を整え身体を根本から変え、体質改善をテーマとして薬に

頼らない体作りを目指しています。