- 耳鳴りは誰しもが起こっている?
- 構造と仕組み
- 耳鳴りと自律神経
- 対策法
- まとめ
今、日本で耳鳴りに悩まされている方は約1200万人いるとされています。
耳鳴りとは周囲の音がないのに耳の中で感じる音のことで
片耳のみ、両耳、また頭の中で聞こえる場合があります。
では、なぜ周囲の音がないのに聞こえるのか?
耳鳴りの原因って何があるのか?についてお話していきます。
耳鳴りは誰しもが起こっている!?
“耳鳴り“ときくと歳を重ねるにつれ起きてくる症状だと思っていませんか?
実は耳鳴りは子供から大人まで誰しもが起こっていると言われています。
ではなぜ、大半の方は耳鳴りに悩まされないのでしょうか?
それは日常生活を送る中で耳鳴りの音自体が小さいため
周りの音によってかき消されているからです。
ではなぜ耳鳴りの音の大きさが異なるのでしょうか?
構造と仕組み
それには耳の仕組みや働きが深く関わっています。
耳は大きく分けて外耳・中耳・内耳の3つに分けられ、
音が聞こえる仕組みとしては・・・
➀外から音が耳に入ってくる
➁外耳、中耳を振動させて通り、内耳へ伝える
➂内耳にある“蝸牛”(かぎゅう)と呼ばれる器官で音を電気信号に変換する
④神経を伝って脳に伝えられそこで“音”として初めて認識される
➂内耳にある“蝸牛”(かぎゅう)と呼ばれる器官で音を電気信号に変換する
④神経を伝って脳に伝えられそこで“音”として初めて認識される
音が聞こえる仕組みとしては上記の通りです。
➂の蝸牛と呼ばれる器官で異常があることにより
脳が音を認識しづらくなるのです。
この時、脳は聞こえるようにするため過剰に反応してしまい
音が鳴っていないのに“音が鳴っている”と勘違いしてしまうのです。
つまり耳鳴りは耳だけに問題がある訳でなく
蝸牛の異常によって聞こえない状態を補おうとする脳の反応なのです。
耳鳴りと自律神経
耳鳴りの原因として自律神経があげられます。
ストレスを受けたり、生活リズムが乱れることによって
自津神経のうち交感神経が活発に働き
脳に負担がかかりやすくなることで正常に働けなくなります。
その結果、耳鳴りが強くなってしまうのです。
また自律神経が乱れることにより内臓の働きにも関わり、
東洋医学的に内臓の1つである“腎”にも影響が出ます。
腎は聴力を養う働きを持ち、耳と深い関係があります。
腎気と呼ばれるエネルギーが不足することで難聴や耳鳴りが起こると言われます。
対策法
耳鳴りを軽減させるにはまず
脳が正常に働くようにしないといけません。
そのためには自律神経を安定させることが大切です。
➀ストレスを溜めないこと
ストレスを感じると交感神経が働きすぎるため
脳に負担がかかってしまいます。
この交感神経を落ち着かせるために
リラックスした状態を作ってあげることが必要です。
例えば、趣味や好きなことをして自分の時間を作ってあげること。
そうすることでリラックスするだけでなくストレス発散にもなります。
➁規則正しい生活を送る
日によって寝る時間や食事の回数・時間が
変わってしまうとリズムがくるってしまい
適応しようと脳が頑張りすぎてしまいます。
また睡眠、食事は副交感神経という身体をリラックスさせる神経が
働きやすい時間なので自律神経にも関係します。
➂腎気を高める
東洋医学的に腎は耳以外にも睡眠や冷えと関わります。
腎気を補うために普段できることとして睡眠をしっかりとることや
お腹周りを冷やさないようすることがあげられます。
また水分代謝にも関わるのでむくみや
尿疾患にも効果が期待できます。
まとめ
耳鳴りは誰しもが起きています。
耳だけに問題があるのではなく、信号を受け取る
脳にどれくらい負担がかかっているのか?が肝心なのです。
耳鳴りがある以上、気になってしまうのは仕方がありません。
しかし気にすることで余計神経を使ってしまい
耳鳴りの音が大きくなったりしてしまいます。
気にしないためにも仕組みや構造を理解して対策をしていきましょう!
最後に
いかがでしたか?
当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。
今回お話した耳鳴りは自律神経が乱れる原因の1つです。
自律神経症状に悩まされている方、原因がわからないなどお困りの方は、
全力でサポートさせて頂きますので、どうぞお気軽にご相談ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。