～耳が原因で起こるめまい～

三半規管：リンパ液に満たされた三半規管が、リンパ液増加などで圧迫され回転性のめまいを引き起こします。

この隣にある蝸牛は音を感知するため、めまいと同時に耳鳴りが起きる場合があります。

耳石器：加速度や重力をとらえる器官。障害によりふわふわしためまいが特徴的。

前庭神経：三半規管と耳石器からの情報が前庭神経で脳幹に伝えられます。

～脳が原因で起こるめまい～

脳への血流障害が原因で起こる事が多く、物が二重に見える、顔や手足がしびれる、力が入らないなどの特徴的な症状があらわれます。また耳鳴りや難聴、耳閉感は伴いません。

では、なぜ耳や脳への障害が起き、精密検査ではわからない原因不明の「めまい」の症状につながってしまうのか、そこにはストレスが深く関わっています。ストレスがかかることによって人は日常生活をおくるにあたって必要不可欠なバランスが乱れ、その結果カラダのゆがみや、筋肉の緊張を生んでしまい様々な症状を引き起こしてしまうのです。その中の一部が「めまい」の症状なのです。

しかし、簡単にストレスといっても、身体ストレス、精神ストレス、内臓ストレスなどがあり、現代社会においてストレスのかからない日常なんてないと言っても過言ではありません。

では、どうすればいいのか・・・

それは、まず今の生活を知ることが改善のヒントです。

【薬に頼らないための生活の見直し】

「めまい」のない日常生活をおくるために当院では食事指導をおこなっております。

当院の食事指導は、まず食生活で不必要なものを抜いていくことから始めます。

要は、改善でのヒントは引き算です。いくら体に良いものを摂っても、その吸収を阻害するものを摂ってしまっていては、まったく意味がありません。

以下の項目で当てはまるものは、いくつありますか？

・時間がなく、コンビニのもので食事を済ましてしまう

・便利なので、お弁当に冷凍食品をいれることが多い

・ハムやソーセージなどの加工食品を食べる

・スナック菓子や菓子パンが好き

・３時のおやつは習慣になっている

・インスタント食品をよく食べる

・イライラしたときチョコレート食べると落ち着く

・朝や食後のコーヒー、紅茶は習慣になっている

・タバコ、アルコールを好む

いかがでしょう。当てはまる項目はありましたか？

これは当院に「めまい」で来られている方の当院に来るまで習慣となっていたものです。

もちろん、当てはまっていたからといって必ず「めまい」になるというと、そうではありませんし、当てはまるものがなかったという方でも「めまい」が起こる可能性は十分にあります。

大切なことは、どういった習慣が身体にストレスになっているのかを知ることと、何かしないと治らないのではなく日常のほんの些細なことでも気を付けて引き算できるものがあるのであれば、その生活習慣を改善させてあげることで身体の回復力は格段に上がるんです。

そうすることによって、いつもどおりの食事でも栄養の吸収が良くなり症状の改善につながるんです。

特に気を付けて頂きたい栄養のバランスは「ミネラル」です。

現代の社会において、日本人が不足している栄養素の一つに「ミネラル」があります。

ミネラルは五大栄養素の一つとして、カラダにかけがえのない栄養素で、食物から摂取する以外に方法はありません。

不足すると、めまいを引き起こす要因となります。ほかにも骨や肌、むくみなどにもミネラルは大きく関わっています。

ただ、現代の食生活では不足しているミネラルと、逆に過剰に摂りすぎているミネラルに圧倒的な差があるんです。その過剰なのが塩分です。塩分とは主にナトリウムのことで、醤油や味噌、加工食品などに多く含まれます。過剰に摂取してしまうと、高血圧や動脈硬化を引き起こしてしまう可能性が高くなります。

それを予防するためにもバランスのいい食事は必須項目になってきます。

それに添加物や甘味料など余計なものを含まない「自然」なものを摂っていくことも大切です。また、別の記事で紹介しますので、ぜひ見てください。

しかし、実際に症状が改善される方もいる中で、なかなか症状の緩和につながらない方もいらっしゃいます。なぜなら、そういった方は、そこだけに問題があるわけではないからです。

もし、この記事を読んで少しでも自分の身体に興味を持たれた方は、私たちが協力できることが

きっとあります。一度お悩みを私たちにご相談ください。

私たちは、どこにいっても治らず、原因不明と言われた症状を根本から改善します。