生理痛とは、簡単にいえば子宮内膜がはがれることによって起きる痛みのことです。女性は妊娠のために、排卵をします。子宮の内部には、子宮内膜という受精卵を受け止めて育てるためのベッドが用意されています。子宮内膜は妊娠のための組織ですから、妊娠しなかった場合は、はがれて血液とともに体外に排出されます。

これが生理で、生理時に子宮内膜がはがれると痛みを感じることがあります。この痛みの感じ方には、個人差があり、これが一般的に生理痛と呼ばれているものです。子宮内膜は排卵とともに毎月準備されますから、生理も毎月あり、生理痛もありうるということです。

しかし、当院では痛みを起こしている箇所に根本的な原因はなく、その箇所以外のどこかに根本的な原因が必ずあると考えています。

その原因を見つけ出す検査として、当院独自のキネシオロジー検査等を用いて原因を特定し、アプローチしていきます。

当院では、生理痛の原因は「自律神経の乱れ」にあると考えます。

ではなぜ？自律神経の乱れが生理痛を悪化させてしまうのでしょうか？

まず、自律神経とは、主に体液循環・呼吸・消化・発汗・体温調節、内分泌機能(ホルモン)・生殖機能といった機能をコントロールしており、自律神経は直接的にせよ、間接的にせよ、ほとんど全ての健康上の問題になんらかの形で関わっています。

その自律神経を乱す要因は色々とありますが、最も乱してしまうのがストレスです。日々の日常生活の中で、仕事、家族、友人関係など人それぞれですが、何かしらのストレスを受けることがあります。ストレスを感じると、自律神経のバランスが崩れやすくなります。そうするとホルモンバランスが崩れたり、全身の血流が悪くなり、生理痛の悪化を起こしやすくなります。

また、子宮はストレスの影響を受けやすいため、過度のストレスを溜め込んでいると生理痛は強くなることが多いです。

では、以下のような状況により自律神経の乱れが生理痛を引き起こすと考えます。

自律神経の乱れ：ストレスにより緊張させる神経が過度に優位となる

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ホルモンバランスの乱れ・子宮機能の低下

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重心の崩れ：自律神経と密接な関係のある平衡バランスを司る神経に影響し重心が崩れる

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歪み：身体を支えるために歪みを引き起こす

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子宮・卵巣への負担：歪みにより子宮・卵巣への負担がかかる

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生理痛　：頭痛や腰痛などの症状の悪化

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自律神経の乱れ：痛みによるストレスも加わりさらに乱れる

このことから、根本的な原因である自律神経の乱れを改善していかなければ、悪循環のプロセスをたどり、生理痛をますます悪化させてしまう事で、生理痛の改善は難しくなります。

また、現代では食事の質の低下や大気汚染、水の質、電磁波、社会での心的ストレスなどで自律神経にかかる負担はかなり大きくなってきています。

このような考えから当院では、生理痛を根本的に改善するには『自律神経』がカギを握っていると考えています。