糖質制限について

糖質制限について

 

ダイエットするときによく聞く糖質制限。

糖質とは何か、本当にダイエットに効くのか、、、、。

 

そもそも糖質とは3大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)のひとつであり、人間の活動するにおいて必要なエネルギー源となるものになります。

 

タンパク質は細胞を構成する主要成分になり筋肉や抗体を構成するのに必須です。

 

脂質は細胞膜のもとになり魚から得られる脂質は食からでしか得ることができません。

 

最後に糖質になりますが、糖質はからだの重要なエネルギー源となります。

糖質は主食として食べるごはんやパンなどの炭水化物から摂ることができます。

この炭水化物を体内に入れることでエネルギー源になる糖質と消化のできない食物繊維に分解されます。

食物繊維はお通じとして排出され、糖質は分解されぶどう糖となります。このぶどう糖は脳がエネルギーとして利用される物質です。

食物繊維が足りないとお通じの体積が増えず、便秘になりやすくなり腸内環境が悪くなってしまいます。

糖質がないと脳に栄養が補給されなくなり疲れやすくなり、集中力が下がってしまいます。

 

 

脳を栄養するなんて糖質ってとても大切なものですね。

 

ではなぜ糖質を制限すると体重が減るのか、はたして体にはいいのか。

 

 

結論からいうと糖質を抜くと体重は減ります。

が、長続きはしません。

 

 

糖質を抜くことによりカロリーが大幅に減少します。

カロリーが減少することにより体重は大きく変化するといわれています。

実際私も過去ダイエットしてきたときに大幅に体重を減らすことができました。

しかし順調なのははじめだけ。途中から体重が減らないことへの焦りが出てきてしまいました。

 

ここから先は糖質制限をした時の私の経験談も踏まえつつ、メリット、デメリットについて書いていきます。

 

 

メリット

  • 上記に記載した通りにカロリーを大幅にカットできる

それにより体の代謝カロリーより低くカロリーを摂取することになるため体重は減らしやすいです。

カロリーは抑えることできましたが、知識も浅かった私はカロリーさえ抑えれば痩せると思い込みカロリーに固執してしまう節もありました。

 

  • 糖質以外の制限は考えなくてもいい

糖質以外の物は割とたべることができるので食事の量の制限はそこまで気にしないため空腹でつらいということは少ないです。

 

  • 体内の糖質を貯めずに済む

摂取した糖質の内使用しなかった分はグリコーゲン(糖質の一種)として体内に蓄積されますので、肥満の原因になる要素が減ります。

 

 

デメリット

  • 集中力が減る

始めに述べている通り糖質から得られるぶどう糖は脳を栄養する大切なエネルギー源となります。エネルギー不足になるため集中力の低下や、イラつきがでてきます。

ダイエット当時はわからなかったですが、今思うと脳にエネルギーがいってなかったなと思うくらい頭の回転が悪く、日中も眠くぼーっとしていることが多くありました。

 

  • リバウンドしやすい

糖質制限をした後は一度体重を急激に減っている状態です。

糖質制限ダイエットの後、普通食に戻す際戻し方を間違えてしまうと糖質へ依存してしまい暴食してしまう恐れがあります。

私も一度糖質を摂らなくなってから食べだすと無心になって食べてしまうことがありました。リバウンドで太ってしまうという恐怖心などもあり嫌なループに入ってしまいそうにもなりました。

 

  • 筋肉量が減る

糖質制限することにより肝臓や筋肉内に蓄えられているグリコーゲン(糖質の一種)を分解してエネルギー源とするので筋肉量が減るといわれています。

 

  • 代謝が落ちる

これは③にも当てはまりますが、筋肉量が減ることにより基礎代謝が少なくなります。

基礎代謝が減ると疲労を感じやすくなることや、消費カロリーが少なくなってしまいます。

 

  • 便秘になる

糖質を摂らないということは炭水化物を抜くということも繋がります。炭水化物を抜くと糖質を抜くこともできますが食物繊維も抜くということになります。食物繊維は便を作る際に必要な体積です。体積が足りないと排出もされずに体内に滞ります。それによって便秘が引き起こされます。

また便秘になると体にとって不要なものが外に出ないため肌荒れも引き起こしやすくなります。

 

 

糖質制限ダイエットにもいいところも悪いところもあります。

糖質を制限するダイエットをする際は、糖質を復活する際にいきなり元の食生活に戻さず少しずつダイエット中の食生活の中に糖質増やしていくなど急激に糖質を増やさないように気を付けてください。

また、夜ごはんだけ糖質を減らすだけでも効果はあります。

 

 

しかしお菓子やジュースは別です。

 

お菓子には砂糖だけに限らず人工甘味料、添加物、油など余分なものが入っているとともにカロリーも多いです。血糖値が急激にあがってしまうため体のだるさや眠気が急に訪れるなどおこってしまいやすくなります。

 

また、ジュースの糖質も体にとって負担は大きいです。

ジュースに使われている砂糖は角砂糖に換算すると物により20個近く使われています。

ジュースに含まれる甘味料は体によろしくないものが多いです。また食事から摂る糖質と違い体への吸収率が高く、分解回数も違うため体の使用されるエネルギー量が違い太りやすいものになります。少し嗜む分にはいいと思いますが、ジュースはおすすめできません。

 

 

カロリーや糖質を制限するのではなく、血糖値の急激な上昇を抑える方が体に負担なく痩せるという研究結果も出ているともいわれます。

無理なダイエットは体に負担をかけてしまいます。

何事もほどほどに体に負担のかからないような生活を心掛けていきたいですね。