暑い日が過ぎてやっと秋らしく涼しい日が続くようになりましたね。
ですが、二十四節気という季節を24個に分けてみる暦では10/23から霜降(そうこう)という区切りに入り11/6に終え、冬(立冬)に入っていきます。
秋の始まりにも養生として記載しましたが、秋は乾燥が強まり肺を傷つけてしまう季節です。
肺は乾燥をとても嫌うのでこの季節に傷つけてしまうと冬を乗り越えることがつらくなってしまいます。今のうちにしっかり養生しましょう。
秋が終わるまで残り2週間。
冬へ向けての養生しっかりしていきましょう。
肺は乾燥を嫌う性質がありますのでしっかりと潤わせてあげることが大切です。
肺を補う食べ物としては白いものや水分を多く含むもの、甘味のあるものを食べることが大切です。
食材としては豆腐、蓮根、大根、ゆり根、白きくらげなどがこの季節養生する際に最適な食材です。
またきのこ全体的にも秋の食材として気を補うことや、便秘に関してとてもいいものになります。
大根と厚揚げを炊いたもの
(大根:気の巡りを良くし胃腸を整えます。また肺を潤わせる作用もあります。
厚揚げ:豆腐の作用として、体の余分な熱を取り去り血液以外の水分を補い乾燥を防ぐ作用があります。厚揚げ豆腐よりも凝縮されているので効率よく養分を摂れます。)
きのこのスープ
(きのこ:気を補ってメンタルを整える。乾燥による便秘を整える作用があります。)
蓮根のはさみ揚げ
(蓮根:肺を潤して呼吸器系の炎症を改善。胃の粘膜も守るので腹痛にも効果的)
また、乾燥が強くなり肺にダメージが与えられ風邪がひきやすい季節になります。
前回紹介させていただいた大根飴もよいですが今回は焼き柿を紹介いたします。
その名の通り柿を焼いたものになります。
上部を切り、切込みを入れてオーブンで焼くとトロトロになります。
(柿:胃腸を丈夫にして、呼吸器を潤してくれます。)
正岡子規の有名な俳句
柿食へば金が鳴るなり法隆寺
この俳句が読まれたのも今の季節になります。
秋の時期に泊まった宿で読まれたものみたいです。
柿は昔から日本人に好まれて食べられてきたものでビタミンCやリコピンの一種であるカロテノイドなどの栄養も豊富にあります。
涼しくなりだしたころですが、冬に向けての秋のラストスパートしっかり養生してくださいね