肩こりになる原因として色々ありますが、もしかしたら内臓が疲労していることが原因かもしれません。 今回は内臓の中でも特に肝臓の疲れが原因となっておこる肩こりを紹介していきます。

特に鞄を右側で持ったり、いつも右肩ばかりを使っていることに思い当たることがなく、それでも右の肩ばかりが重だるい人は、肝臓の疲労により引き起こされている肩こりかもしれません。

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるように、神経が通っていないため、 多少の痛みや機能低下ではほとんど自覚症状はありません。なので、ほとんどの人は知らず知らずの内に肝臓に負担をかけています。 肝臓の負担が大きくなると肝臓は重くなり少し下がります。 内臓はそれぞれが膜でつながっていて、肝臓が少し下がると膜の関係で上にある右の横隔膜を引っ張り、刺激してしまいます。すると、横隔膜反射という横隔膜からの刺激で右肩がこるという状態が生まれてしまいます。 これが肝臓が原因となっておこる右の肩こりのカラクリです。

実は肝臓は500以上の仕事をしています。主な働きは以下の３つです。

1栄養素の加工や貯蔵をする

2毒の中和をして体に影響をおよぼさないようにする

3胆汁を作り消化を助ける これらが肝臓の主な働きですがやはり使いすぎると疲れてしまいます。

1) 食べ過ぎである 肝臓は、胃や腸で吸収された栄養を貯蔵したり合成したりする働きを持っています。食べ過ぎて栄養をとりすぎてしまうと、肝臓は普段より余計に働かなければならなくなり負担になります。

2）高タンパク、高脂肪の食生活をしている 高タンパク、高脂肪な食べ物の消化は、他の栄養素を処理するよりも肝臓にとって負担になります。（からあげ、油っこいお肉など）

3）飲み過ぎ お酒を飲み過ぎで負担がかかってしまいます。ですので１週間に２日はお酒を一切飲まない「休肝日」を作りましょう。

4） 睡眠不足や夜更かしをしている 起きて活動する時間が長ければ長いほど、肝臓はエネルギーを消耗してしまいます。肝臓の休息時間は３～５時間ですので、睡眠不足になると肝臓が休まりません。

5）薬を常用している 薬を常に摂取すると肝臓が分解に追われるため肝臓に負担がかかります。

6）喫煙 タバコには、ニコチンやタールなどの有害な成分が含まれています。これらは体内に入ると肝臓で分解されていきます。 タバコを吸う本数が多いほど、肝臓に負担がかかります。

7）運動不足 運動不足になっていると血液がドロドロと汚れた状態になりやすくなります。この状態の血液を浄化させたり、また運動不足になっているとエネルギーとして使われない栄養素が肝臓に蓄積してしまうため、これを排出させようと肝臓が働き、さらに負担をかけてしまいます。

色々と肝臓への負担は避けられないのが現状ですが、肝臓を元気にするには、肝臓にかかる負担をできるだけ減らすことが重要です。 そして、肝臓に良い食べ物を食べていきましょう。

【しじみ】

肝機能をあげる働きがあります。 また、しじみに含まれるアラニンは、肝臓のエネルギー源としてとても重要です。

【ホタテ】

ホタテにもアラニンは含まれています。 アルコール代謝で生じた物質の分解サイクルを活性化するエネルギーの源になります。

カキ・イカ・たこ・海苔

これら含まれるタウリンは、肝臓の細胞を保護したり、胆汁分泌を助けて負担を減らします。

【卵】

卵に含まれるメチオニンは、肝臓でアルコールを分解するときに必要になる成分です。

【昆布・わかめ・もずく】

昆布やわかめやもずくに含まれるフコダインは、肝臓細胞を増やす作用があります。

肝臓に限らず、自分の身体の中で24時間働いてくれている内臓に目を向ける事はほとんどないと思います。

これを機に内臓を思いやり、体の中から健康になってみませんか？

もし、実践してある程度続けたが、効果があまり感じられなければ一度『ひろ接骨院　高槻院』にご連絡下さい。

必ずお役に立ちます。