インピンジメント症候群の原因は肩にはない!?改善のカギは自律神経

日常生活で肩を動かした時“ゴリッ”と音が鳴ったり、腕を上げようとすると「肩の中で何かが挟まれているような」感じ、何となく肩の中がすっきりしないなどといった経験はありませんか?今回は「インピンジメント症候群」を引き起こしてしまう原因についてお伝えしていきます。

インピンジメント症候群って何!?

・インピンジメントとは・・・「衝突」「ぶつかる」

・症候群とは・・・「いろいろな症状の集まり」という意味です。

結果まとめると、『何かがぶつかることでおきる症状をまとめたもの』です。

その何が『衝突』しているのかで状態は変わりますし、実際『インピンジメント症候群』を引き起こす原因はいくつか考えられます。最も多い原因は、肩のところで起こる筋肉と腱の「衝突」が起こった結果、痛みを引き起こすものです。筋肉と腱の衝突?ってどういうことだろうと思いますよね。

そもそも腱とは、筋肉と骨をつないでいて、肩関節をスムーズに動かすために調整してくれるパイプ役です。筋肉と腱が肩の中で直接的に衝突するというイメージではなく、肩関節の隙間で挟まってしまう状態になり痛みが引き起こされると考えてもらうと分かりやすいと思います。

インピンジメント症候群が起こるメカニズムをもう少し詳しく説明すると肩には、肩を安定させるために重要な筋肉がいくつかあります。これらの筋肉は肩関節を全体的に支える「ローテーターカフ(回旋腱板)」と呼ばれる筋肉があり、肩関節を安定させています。しかし、色々な原因でこれらの筋肉が肩関節に挟まることで痛みを起こすのです。

インピンジメント症候群の原因とは

なぜ肩関節で筋肉が挟まるのでしょうか?

いくつか挙げられる原因の中で、最も関連性が強く考えられるものとして「自律神経」の乱れによる内臓の下垂です。

なぜ?自律神経の乱れ=内臓の下垂=肩の痛み(インピンジメント)が関係してくるのでしょうか?

実は内臓を動かしている神経は「自律神経」であり、その自律神経が乱れると内臓の働きも低下してしまいます。「自律神経」を乱す要因として、日々のストレスや食生活の乱れ・睡眠不足などにより身体へ疲労が蓄積することで起こります。

インピンジメント症候群では、特に脂っこいものや甘いものなど、日々の偏った食生活を続けてしまうと、内臓に疲労が蓄積してしまいます。疲労の蓄積が続くと、身体は反射で猫背になり、身体を歪めてしまいます。その結果内臓を圧迫してしまい下垂を引き起こします。

内蔵の下垂により肩を挙げる際に必要な筋肉も一緒に下に引っぱられることで、肩が挙がりにくくなります。その状態で、無理に動かしてしまうと、衝突が引き起こされ、インピンジメント症候群となってしまうのです。

こんな人はインピンジメント症候群かも!?

次のような症状はありませんか?

・肩を動かすとズキッ!!とした痛み

・肩の中で何かが挟まれているような痛み

・上着の袖を通す時に肩に出る鋭い痛み

・背中に手が回らない

など日常動作で起こる痛みが挙げられます。

一つでも該当していればインピンジメント症候群かもしれません。

インピンジメント症候群「改善法」

いかがでしたか?まさか「インピンジメント症候群」を引き起こす原因が自律神経の乱れと大きく関係しているとは驚きではなかったでしょうか。だからこそ自律神経の乱れを整えることがインピンジメント症候群を改善させる第一歩になります。今回はすぐできる改善法を2つお伝えします。

①空腹時間を作る

お腹がすいたと空腹感を感じているときは内臓が休憩できているサインです。常に食べ物がお腹にあると身体の優先順位としてまずは、食べ物を消化・吸収しなければなりません。食べ物がない状態が作れれば作れるほど、身体は痛めている肩に対して集中して回復していくように働けるようになります。

まずは腹八分目を意識して、間食も出来るだけ控えてみましょう。空腹を感じている時に痛めている肩を修復してくれていると思ってください。そうすれば、多少の空腹のも我慢できるのではないでしょうか。

②お白湯を飲む

お白湯を飲むと、内臓が温まり、自律神経を整えるために効果的な方法です。

飲み方は、朝起きた時と寝る前に50℃から60℃ぐらいのお白湯を150ccぐらいゆっくり飲んでみてください。

内臓が温まる事で内臓の働きが改善するだけでなく全身の循環もよくなることで痛めている肩の早期修復につながります。

この2つの改善法を意識してする事でお身体に何かしらの変化があるはずです。

肩のトレーニングやストレッチなども大切ですが、焦って過度な運動は痛みが強くなってしまう可能性があります。まずは改善していく順番として身体の中からケアをすることが早く改善していくポイントです。

 インピンジメント症候群でお悩みの方に少しでもお役に立ち、毎日を快適に過ごせるように願っています

生活にまで支障があるような痛みが運動できるようにまでなりました

M・S様

肩の痛み(インピンジメント症候群)で通院するようになり、痛みで動かなかった肩が先生方の治療により良くなり、今では定期的に痛みが出ないよう見ていただいています。生活にまで支障があるような痛みが運動できるようにまでなりました。

※お客様の感想であり、効果効能を保障するものではありません。