当院に来院される方で高血圧に悩んでいる方がおられ、血圧がなぜ下がらないのかと質問があり、いくつかの要因を説明しました。血圧の上が高くなってしまう要因は何となく理解している方は多いが、下の高さを理解している方は少なかったので、ここにまとめます。
血圧の歴史とは
1876年にドイツの医師ザムエル・フォン・バッシュが人体を傷つけずに測定できる血圧測定装置を設計し、血圧を感知するカフ(主に上腕に巻き付けるベルト)を組み合わせた現代的な水銀血圧計はイタリアの医師シピオーネ・リヴァロッチが1896年に発明しました。今は水銀血圧計ではなく、病院の待合室やデイサービスでは自動式の血圧計があります。
Wikipedia参照
2014年の日本高血圧学会の高血圧治療ガイドライン
分類 | 収縮期血圧 | 拡張期血圧 | ||
正常域血圧 | 至適血圧 | <120 | かつ | <80 |
正常血圧 | 120-129 | かつ/または | 80-84 | |
正常高値血圧 | 130-139 | かつ/または | 85-89 | |
高血圧 | Ⅰ度高血圧 | 140-159 | かつ/または | 90-99 |
Ⅱ度高血圧 | 160-179 | かつ/または | 100-109 | |
Ⅲ度高血圧 | ≧180 | かつ/または | ≧110 | |
孤立性高血圧 | ≧140 | かつ | <90 |
そして血圧の基準は年々、低い基準となっています。
年齢 | 最大 | 最小 | |
1999年 | 70歳未満 | 160未満 | 95未満 |
70歳以上 | 180未満 | 100未満 | |
2014年 | 75歳未満 | 140未満 | 90未満 |
75歳以上 | 150未満 | 90未満 |
血圧の上の数字が高いことは何が問題?
血圧が高くなる時は血圧を上げなければいけない理由があります。
1、 緊張
お医者さんを見ると緊張して血圧が高くなる、白衣現象など、人は緊張すると、血圧が高くなります。医者や看護師を見ると緊張してしまう。もしかしたら病気と診断されるかもしれない。注射を打つのが嫌でたまらない。そのような緊張状態だと、血圧は上がり、常に頭はフル回転状態になります。そんな時は「今何に緊張しているのだろう」と緊張していること、ものを認識することから始めましょう。何に緊張しているのか分からない不安もさらに緊張を高める要因となります。
2、 酸素不足
運動をすると、酸素をより多く体の隅々まで送り届ける必要があるため、血圧は高くなります。酸素を運ぶヘモグロビンの数が少ない状態であれば、脳からの指令により、心臓が働き、血圧を上げて酸素を運びます。血圧を下げるお薬を飲んでからランニングを行うと「頑張りたいのに頑張れない」そして酸素や栄養素を運ぶ血液が体を巡らず、倒れてしまいます。危険なのはこのためです。
3、 ストレス
嫌なことがあった時、嫌いな人や苦手な人が目の前に現れたり、嫌な自分に対しストレスを感じ、交感神経が働き「闘争と逃走」の状態になります。狩りの時代は狩るか狩られるかの一瞬が長期間続くわけではありません。しかし、今は長期間のプロジェクトや、誰にも頼れない育児、人間関係、金銭面の問題などが続くと、身体は緊張が続き、血圧が高い状態が続きます。
4、 栄養不足
体の中を巡るのは酸素だけではなく、糖やたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を必要な場所に届けるために血圧が高くなることがあります。身体が頑張りすぎないように栄養満点の状態をキープできるといいですね。
血圧を上げなければいけない理由を無視して血圧を下げようとするとめまいやふらつきなどの症状が現れる場合があるとされえています。
身体の不調は生活習慣の見直しをするチャンス、病気を早期発見するチャンスです。高血圧でお悩みの方は緊張が抜けない生活を送っていないか、栄養バランスが偏ったり、不足していないかを見直して、改善に取り組んでみてはいかがでしょうか?
血圧の下の数字が高いことは何が問題?
表のように拡張期血圧は一般的に言う「下の数字」です。心臓が拡張するとき、血液が大動脈内に押し出され、その力で血液を末梢血管に送り出します。このとき大動脈にかかる圧下の数字が高くなっている場合は末梢の血管抵抗が増加しており、大血管の弾力性がまだ保たれている状態で起こります。また、肥満、運動不足、アルコールの摂取、喫煙などで高くなる可能性があります。
最後に
いかがでしたか?
当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。
自律神経が整い身体の機能が正常に働くようになると様々な不定愁訴が軽減していきます。
身体の内臓調整、頭蓋骨矯正を行い、疲労回復力を高める治療を行います。
身体の不定愁訴でお悩み・お困りの方は、お身体のメンテナンスは全力でサポートさせて頂きますので、どうぞお気軽にご相談ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
原因不明の痛み・不調を自律神経を整え改善する専門整体
『ひろ接骨院 高槻院』
〒569-0007
大阪府高槻市神内2-28-9
TEL/FAX 072-668-3321
MAIL hirogons_2012@yahoo.co.jp
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