１肝臓って？

２どんな働きがあるのか？

３東洋医学的観点からみると…

４肝臓に影響を与えるもの

５まとめ

みなさん、肝臓といえば何を想像しますか？

多くの方が「アルコール」を想像すると思います。

実はそれ以外にもたくさんの働きがあります。

今回は肝臓の働きや影響について話していきたいと思います。

肝臓は右の腹部にあり、重さは約1～1.5kgあります。

また身体の中で最も大きな臓器の1つで全体の血液循環の内、肝臓は26%(約4分の1)を占めています。

血の割合が高い分、肝臓が担う役割が多いのです。

「沈黙の臓器」と呼ばれていて目に見える症状が出にくいため

ゆっくりと進行し、とても悪化した状態で症状が出てきます。

肝臓には大きく分けて５つの働きがあります。

①解毒作用

肝臓は身体にとって有害なアルコールやアンモニア、タバコに含まれるニコチンなどの

有害物質を分解し、無毒化します。

また症状を抑える薬にも作用し身体に負担をかけないよう解毒するのです。

肝臓の機能が下がってしまうと上手く解毒できず身体の中に毒が溜まってしまい

意識障害を起こす肝硬変や肝癌とつながってきます。

②血液に関与

肝臓はフィブリノゲン、プロトロンビンと呼ばれる

血を固める働きの物質を作ります。

この働きが弱くなると血が固まるのに時間がかかってしまいます。

また血液の中の赤血球を作るのに必要な栄養素を貯蔵したり

古くなった赤血球を破壊する働きもあるのです。

③免疫作用

肝臓にはクッパー星細胞と呼ばれる細胞があり

身体の中に入ってきた異物を貪食(除去)します。

この機能が低下することで血中の菌やウイルス、老化した細胞などが

溜まってしまい悪影響を及ぼします。

④代謝の働き

食べ物から得る糖・タンパク質・脂肪をそのまま吸収できないので

分解し貯めて、必要な時に合成しエネルギーとして使います。

⑤胆汁の生成・分泌

脂肪の消化吸収を助ける胆汁と呼ばれる消化液を生成・分泌します。

また酸性である胃酸が腸に負担をかけないよう

アルカリ性となっており中和の働きがあります。

胆汁の生成・分泌がうまくいかないと腸に炎症が起きたりします。

肝臓には２つの作用があると言われています。

①蔵血作用

肝臓の中に血を貯める働きで身体の中の筋肉や内臓に栄養となる血が足りなくなったとき

貯めていた血を送り出す大切な役割を果たしています。

機能が落ちて血が足らないと筋肉が硬くなったり痛みを起こし

内臓の機能が落ちたりします。

②疎泄作用

気(エネルギー)や血を全身にスムーズに送る働きで

上手く送れないとやる気がおきなかったり、気鬱になったりします。

またその他にも肝臓は古来から目と密接な関係があり

肝臓に疲労が貯まると目が疲れやすくなったり、かすんだりします。

筋肉とも関わりがあり特に肩こりは肝臓が関係していることがあるのです。

①食事

暴飲暴食、つまり過度な量を摂ることで胃が活発に働き胃酸を大量に出します。

その際肝臓は腸に負担をかけないよう中和するためにたくさんの胆汁を作ります。

この習慣が続くことで肝臓が疲労してしまい機能が下がってしまいます。

またアルコールの摂り過ぎも解毒する肝臓に負担をかけてしまいます。

②ストレス

ストレスを受けると腫れたり、硬くなったりします。

この腫れが続くと首から腕にかけての筋肉が緊張しやすくなります。

また「ノルアドレナリン」と呼ばれるストレスホルモンが肝臓を

活発に働かせてしまうため、疲労しやすくなるのです。

③睡眠不足

東洋医学の観点からお話させてもらった通り

肝臓は血を貯める働きがあります。

特に寝ている時に血を貯めるので睡眠が十分に取れていないと

血が足らなくなり、肝臓自体も栄養が不足します。

肝臓はアルコールを分解するだけでなく

身体の栄養となる血を貯めたり、作る成分を貯める大切な臓器です。

ここが悪くなると他の臓器や筋肉と全身に影響が出たり

免疫が落ちて体調を崩しやすくもなります。

肝臓は目に見える症状が出にくい分、余計いたわる必要があるのです。

日頃の食生活を見直したり、趣味など好きなことをしてストレスを発散、

寝れる時には十分に睡眠と取ることでお悩みの症状が軽減することがあるかもしれませんよ。

最後に

いかがでしたか？

当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。

肝臓の機能低下も自律神経が乱れると起こる症状の１つです。

何年も原因不明の症状に悩まされている方、お困りの方は、

全力でサポートさせて頂きますので、どうぞお気軽にご相談ください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

原因不明の痛み・不調を自律神経を整え改善する専門整体

『ひろ接骨院　高槻院』 〒569-0007 大阪府高槻市神内2-28-9 TEL/FAX 072-668-3321 MAIL hirogons_2012@yahoo.co.jp

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