過敏性腸症候群を改善させる

過敏性腸症候群とは…

腹痛、便秘あるいは下痢がくり返し起こる症状のことをいいます。

過敏性腸症候群は、消化管の運動性の障害により腹痛、便秘あるいは下痢が起こる状態のことを言い、過敏性腸症候群になると、胃や腸の消化管がさまざまな刺激に対して非常に敏感になります。

過敏性腸症候群の要因

ストレス、食事、薬、ホルモン類、その他のわずかな刺激が消化管の異常な収縮を起こします。

一般的には下痢になる人が多いようです。下痢の間に便秘が起こることもあります。

過敏性腸症候群は、少しずつ認知されてきて、一般的にもようやく言われるようになってきた症状です。過敏性腸症候群とは気づかれず、生活している人も少なくありません。

過敏性腸症候群は女性の方が男性の 3倍多く起こると言われています。

 

過敏性腸症候群とストレス

ストレス、不安、怒り、恐怖、感情の抑圧など強いネガティブな感情は腸の機能に変化を起こします。その結果、下痢や便秘などのトラブルにつながり、過敏性腸症候群の症状を悪化させるのです。

このことから脳は消化管と密接な関係があることが分かります。

症状が起きている間は、消化管の収縮は強まります。食品や便が大腸を急激に通過するので下痢が起こります。

過敏性腸症候群は、大腸が強く収縮したり伸びたりするので、その圧力に対する大腸上の受容体の感受性の亢進する結果、けいれん痛が起こります。

発作はほとんど常に目覚めているときに起こり、寝ている人が発作で目覚めるようなことはほとんどありません。

 

過敏性腸症候群の症状

過敏性腸症候群は、基本的に検査をしても異常が見つからないことも特徴です。

器質的疾患の潰瘍性大腸炎などとは違い、主にストレスが原因となって起こります。

つまり、過敏性腸症候群は腸に器質的な異常はないのに、正常に機能しない疾患です。

過敏性腸症候群の主な症状

  • 便意はあるけど排便がない。
  • 便意はあるけど便が少ししか出ない。
  • 腹痛をともなった下痢や便秘が起こる。
  • 夜就寝中には下痢は起こらない
  • 下痢が続いても栄養での障害や体重の減少が起こらない。
  • おならがよく出る。

 

過敏性腸症候群の原因

過敏性腸症候群の原因の多くは心理的ストレスと言われています。

胃腸などの消化器は脳と自律神経でつながっているため、脳が不安や精神的圧力、強いネガティブな感情などのストレスを受けると、自律神経を通してストレスが胃や腸に伝達されます。

その結果、消化管の機能異常を引き起こしているのだと考えられています。

ストレスを感じることによって腹痛を起こして下痢をした経験があると、同じようなストレスにさらされたり、同じような状況になったときに、「またお腹が痛くなるんじゃないか」と不安になります。

気にすればするほど、それがストレスとなって腸を刺激してしまい、過敏性腸症候群の下痢や便秘などの症状を悪化させる、という負のループになってしまいます。

 

過敏性腸症候群の対策

上記で説明したとおり、過敏性腸症候群は過剰なストレスによって引き起こされます。

症状は腸で起こっているので原因は腸にあるのではないか…と思われがちで、当院に来られた過敏性腸症候群の患者さんの多くも、腸が悪くなっていると考えていました。

しかし、実際の原因は脳です!

脳と自律神経の伝達システムがうまく働いていないからです。

なので、脳と自律神経が正常に働くようにする必要があります。そのためには、普段の生活習慣の改善が必要となってきます。

 

当院の過敏性腸症候群の考え方

ひろ接骨院では、過敏性腸症候群に限らず自律神経の関わる症状は、自然から外れた生活習慣や感情的また身体的ストレスの結果起こると考えています。

しかし、これらのカラダへのストレスをゼロにすることは不可能です。つまり、より質の高い行動を選んでいくこと、それが私たちが患者さんに提案できる健康の一歩です

生活習慣チェックリスト

  • 毎日頑張らないといけない!と気を張っていて、息抜きがうまくできていない
  • 疲れると甘いものばかり食べ過ぎてしまう
  • 食欲がないのにいつもの時間だからとご飯を無理に食べている
  • よく噛まずに飲み込んでいる
  • 暴飲暴食で食べだしたら止まらない
  • 運動不足になっている
  • 睡眠不足になっている。寝付けない、よく目覚める、日中眠い
  • 冬でもシャワーだけで、お風呂で体を温める習慣がない
  • 少しのことでイライラしたり、ずっと考えごとばかりしている
  • 急に不安や恐怖に襲われる
  • 顔を見る、声を聞いただけでイライラしてしまう人が身の回りにいる
  • いつも自分のことを後回しで家族のことに時間を割いている

日常のすべての活動・行動が深く症状と関連しています。

思い当たる項目があれば、今あるストレスに対して向き合い、改善していくためにはどうすることがベストかを見直していくことが大切になってきます!

心と体の調和によってストレスによる症状は改善に向かいます。なぜなら、体には自然治癒力という素晴らしい機能があるからです。

当院の治療として

過敏性腸症候群を回復させていくために、まず当院がおこなうことは自律神経のバランスを整え、症状を引き起こしやすい交感神経優位の緊張状態をリラックスモードに切り替えます。そして、自律神経を乱す要因となった感情でのストレスを開放させ、浄化しやすい状態にします。そうすることによって自律神経のバランスの乱れによって崩れていた姿勢のゆがみや、筋肉の緊張による体への影響を取り除きます。

 

当院の治療は、根本原因にアプローチします。そのため、即座に痛みをとるという施術ではありません。あくまでも痛みは、体から起きたサインに過ぎないからです。

過敏性腸症候群をはじめ、どこにいっても良くならなかった症状でお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください。

独自の検査法で原因を特定し、根本から体の回復を促し、改善に導きます!

症状について詳しくはこちら

自律神経失調症

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