自律神経失調症に効く4つのツボ

こんにちは。ひろ接骨院 高槻院です。

自律神経が乱れると様々な症状が現れますよね。

掌のほてり、心痛、動悸、不眠、ヒステリー、胃痛、吐き気、構音障害など上げだしたらきりがないほどです。気の流れが滞ると自律神経が乱れ、あらゆる症状が起こります。

今回はそんな自律神経調整作用があるツボをご紹介します。

気の流れは主に14の経絡によって構成されている。

自律神経に効果が強いとされるツボは、手の少陰心経、手の厥陰心包経にあります。

手の少陰心経、手の厥陰心包経は精神面に関わる経絡です。

難しい言葉が出てきて、嫌になるかもしれませんが、少しでも分かるように、14の経絡をまとめましたのでご覧ください。

 

  1. 【督脈】 頭頂部の鎮痛作用、呼吸・循環器系の調整、消化器系、泌尿器系、腰椎疾患、生殖器系、婦人科疾患
  2. 【任脈】 泌尿、生殖器系、消化器系、心肺疾患や頚部の咽頭疾患、生殖器疾患
  3. 【手の太陰肺経】 呼吸器系の疾患
  4. 【手の陽明大腸経】 顔面、鼻、歯や咽頭の疾患、皮膚病、筋肉の問題
  5. 【足の陽明胃経】 顔面、鼻、歯や咽頭の疾患、消化器系の疾患
  6. 【足の太陰脾経】 消化器系、栄養吸収不良、慢性疲労の改善、婦人科び疾患
  7. 【手の少陰心経】 心臓、循環器系、脳の精神意識の障害、大脳機能の調整
  8. 【手の太陽小腸経】 顔面、耳や咽頭の疾患
  9. 【足の太陽膀胱経】 目、後頭部、背中、腰の疾患、坐骨神経痛、泌尿・生殖器系の疾患
  10. 【足の少陰腎経】 足の裏の痛み、泌尿・生殖器系、内分泌系、婦人科の疾患
  11. 【手の厥陰心包経】 心臓、循環器系、精神意識の障害、神経症、心臓の実質的な問題
  12. 【手の少陽三焦経】 顔面、耳、目の疾患、肩関節、側頭部、体幹側部の症状
  13. 【足の少陽胆経】 側頭部、目、耳の疾患、胸脇部、胆嚢の疾患、側頭部、体幹側部の症状
  14. 【足の厥陰肝経】 足の甲、生殖器系、婦人科の疾患

 

このように体にはエネルギーが走る経絡があり、その上にいくつものツボが存在します。例えると経絡が線路、ツボは駅のようなものです。

今日はその中でも自律神経を安定させるツボをご紹介します。

内関

内関は掌側の手首のしわの中央から肘に向かって指幅3本分の所

主に効果のある症状

心胸痛、動悸、寝汗、不整脈、心臓疾患、構音障害、胃痛、嘔吐、ヒステリー、精神病、高血圧

内関は手の厥陰心包経のツボです。体内では心包の臓に属し、三焦の腑に絡む。代表では、胸、腋窩、上肢前面の中央を走り、中止に至る。その流注により、心臓、循環器系、精神意識の障害(神経症)、上肢前面、特に正中神経のその支配する筋肉の知覚、運動障害の治療に用いられる。心臓の実質的な疾患に応用されます。乗り物酔い防止や、吐き気防止に効果のあるツボでもあります。脳の嘔吐中枢に興奮を抑えるためです。

大陵

手を内側に曲げた時にできる、手首のシワのちょうど真ん中にあるツボ。

主に効果のある症状

鎮痛安心作用と自律神経調節作用があり手関節障害、手掌熱、心痛、動悸、不眠、ヒステリー、胃痛、嘔吐、精神病などに効果があります。
血の巡りが悪い中で起こるめまい、立ちくらみにも効果的です

陰郄

小指側の手首の付け根から、ひじ側に親指の半分ほど下がったところ。

主に効果のある症状

止血作用と自律神経調整作用があり、心胸痛、動悸、寝汗、不整脈、心臓疾患、構音障害、ヒステリー、尺骨神経麻痺などに効果があります。

前腕の内側は陰陽で言うと「陰」の気が流れる通路です。「郄」とは骨や筋のすき間を意味します。

陰陽とは自然界に存在する事物と減少が相互に対立しながらも統一されている様相を説明する概念です。一般的に「陽」は機能・亢進・運動・上昇あるいは熱性の性質といった側面をもち、「陰」は重濁・形態・衰退・静止・下降あるいは寒性の性質といった側面があります。

筋や骨のすき間を陰の気が流れるツボとしてとらえたかもしれません。

神門

手首の内側、小指側の尺骨手根筋腱の内側に取る。

主に効果のある症状

自律神経調整作用と鎮痛安神作用があり、心痛、動悸、不眠、手掌熱、ヒステリー、精神病、構音障害などに効果があります。

神門の「神」とは大脳の精神意識の活動を意味し、「心」の機能として理解しました。

神の気の経路として生体の情報伝達通路の役割を果たしているのが経絡です。

神門は心経の原穴で神気の出入りするところを意味しました。

このツボは「心」とつながっています。東洋医学では、「心」は血液を全身に送り出すだけでなく、精神面をコントロールする中心的な役割を担っているとされます。コントロールができない状況は神経の高ぶりとしてこのような行動として現れます。嬉しいことがあって感動が冷めやらない、これ以上はだめだと思っていても、食べてしまう、テレビを見続けてしまうなど、気になったことが頭から離れない状態になってしまいます。

 

神門は文字通り、精神的なものと関係していますので、心に関わる問題に効果があります。

最後に

 

自律神経を整えるツボへの刺激方法は20~30回の指でのタッピングかお灸を据えるなど、刺激方法は様々です。私のお勧めは温熱を感じ煙の揺らぎを見ながらリラックスのできるお灸がお勧めです。

ストレスは脳や心にダメージを起こし、自律神経の乱れが起こります。

当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。

自律神経が整い身体の機能が正常に働くようになると様々な不定愁訴が軽減していきます。

消化器系の症状が長く続く、又は自律神経系の症状でお悩みお困りの方は、お気軽に当院にご相談ください。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

原因不明の痛み・不調を自律神経を整え改善する専門整体

『ひろ接骨院 高槻院』
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自律神経失調症

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