新型コロナ対策は免疫力アップ

2020年1月下旬頃から、中国を中心に感染者が増え続け、現在では日本でも多くの感染者が出ており、現状や対策の情報が日々テレビやネットで流されています。感染拡大を防ぐために不要不急の外出を控えるようにと政府の呼びかけがありました。

 

ウイルスによる感染経路

コロナウイルスは現在までで7種類見つかっていて、その1つが昨年の12月以降に問題となっている「新型コロナウイルス」です。

感染経路は、現時点で考えられるのは「飛沫感染」と「接触感染」です。

飛沫感染

くしゃみ、咳、つばなどの飛沫により一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込み感染します。

主な感染場所

繁華街・劇場・満員電車などの人が多く集まる場所や、居酒屋やカラオケなど人同士の距離が近い所

接触感染

感染者が咳やくしゃみをした際に、手でおさえたあと、その手でまわりに触れるとウイルスがつきます。その部分を他者が触れ、その手で口や鼻を触ることによって粘膜から感染します。

主な感染場所

電車やバスのつり革、ドアノブやスイッチなど

潜伏期間は、世界保健機構によれば、1~12.5日(多くは5~6日)とされており、14日間の健康状態の観察が推奨されています。

 

当院での対策は

①手の殺菌消毒

以前からおこなっている取り組みではありますが、患者さんを直接触りますので、施術前後には手の殺菌消毒をおこなっています。また、パソコン作業など物を触ることも多いので定期的に手洗いを行い、清潔に保つことも心がけております。

②マスクの着用

主に「飛沫感染」に対する対策ではありますが、当院では以前から粘膜の保湿のためにもマスクの着用を免疫力を保つ対策としても取り上げていました。全国的にマスク不足ではあり、なかなか入手困難ではありますが、様々な工夫をおこない「飛沫感染」の防止をおこなっていきましょう。

③枕やベッドのアルコール消毒

患者さんの入れ替わりの際に、使用した枕・ベッドをアルコール消毒して「接触感染」を防止しております。頻度が多いのが枕やベッドですので、もちろん患者さんが接触する箇所であるトイレ・ウォーターサーバー・ドアなどのアルコール消毒を定期的におこなっております。

④患者さんがセルフでアルコール消毒

患者さんが手を消毒できるように速乾性手指消毒剤を受付とトイレ横の二ヶ所に設置しております。施術前後やトイレ後などでご使用ください。

自律神経のケアも忘れずに

上記でお話したのは、ウイルスによる物理的な要因から感染のリスクを下げるためのものです。大切なことは、これらの要因の可能性を下げ、なおかつ自分自身の免疫力をさらに引き上げることが重要です。

そうするためにも「自律神経の働き」を最大限に発揮させる対策も必要です!

ポイントは【リラックスする】です!

こんな状況でリラックスできるわけない。と思うかもしれません。たしかに、感染者が日々出ている中で、毎日の精神的な疲労は計り知れません。「コロナ鬱」「コロナ疲労」「コロナストレス」といった言葉が出るくらいに体への負担が懸念されています。自分のことだけでなく家族や友人の心配など緊張、不安はなかなかぬぐえません。今の状況でリラックスするなんて難しいかもしれません・・・しかし、少しのことでも「脳」をリラックスさせ、免疫力・回復力を高めることはできます。

ぜひ、やってみてください。

◇深呼吸をする

深呼吸をすることによってストレスが緩和する効果が望めます。特にしっかり息を吐ききることによってその分しっかり息を吸い込むことができます。日常的に当たり前になっている呼吸ですが、じつは思った以上に呼吸が浅くなっていることが多く、呼吸が浅いということは吸い込む酸素の量も少なくなってしまうので、無意識のうちに酸素不足で体を疲れさせてしまっている可能性があります。

◇お風呂につかる

お風呂につかることによってリラックス効果が期待されます。最近ではついついシャワーだけで済ませてしまったりする方が多く、家でのリラックスする時間が少なくなっているのが現状です。ただし、熱すぎるお湯に入ると逆に興奮をつかさどる「交感神経」が優位に働いてしまうためリラックス効果が起きない可能性もあるので、適温としては38~41℃くらいがベストと言われています。

◇栄養をしっかり摂る

体はストレスがかかることによって莫大なエネルギーを消費します。その際にビタミンやミネラルも大量に消耗してしまいます。日本の食生活は炭水化物が含まれることが多いので、炭水化物が不足することは比較的少ないですが、ビタミンやミネラルは多くの方が不足傾向になっていることが分かっています。

最近では、サプリなども増え手軽にビタミンやミネラルが摂取しやすくなりましたが、理想は、サプリではなく自然の食品から摂取してあげるのがベストです。サプリを全否定するわけではありませんが、その季節にとれるものや、自然の食品だからこそ内臓に負担がかかりにくいものも多く存在します。あくまでも健康補助食品ですので、食事ありきで考えてあげてください。

◇五感を癒す

特に当院で重要視している五感は、「視覚」です。なぜなら、この二つの感覚は現代の日常生活の中で負担がかかりやすいからです。パソコン作業などのデスクワーク、明るすぎる照明、スマホの普及によってスマホを長時間見続ける依存も起こっています。今の日本人は目を酷使しすぎています。

ホットタオルで温めてあげたり、照明を暖色に変えてあげたり、間接照明などを使用するのも目に対して刺激量が減り、睡眠の質が向上しやすいポイントです。また目をケアするだけでなく、睡眠の質をあげると回復力が促進されるのでおススメです。その方法として、「視覚」だけでなく、「聴覚」を癒すように落ち着く音楽を聴いてあげたり、「嗅覚」でアロマなどを使いリラックス効果をあげることもおススメです。特に「嗅覚」は睡眠に至るまでの五感の中でも最後まで残っている感覚と言われるので、睡眠の質を引き上げるために効果的です。

まとめ

冒頭でもお話しましたが、今世の中は新型コロナウィルスの影響により、いつ自分が、家族が感染してしまうか分からないという不安と焦りの中にいると思います。

しかし、こんな過酷な状況だからこそ、私たちが今お伝えできることがあります。

メディアでは毎日のようにコロナの情報が流されています。情報を取り入れることは重要ですし、安心するためにも必要なこともあります。しかし、情報だけに左右されてしまうと不安なストレスはどんどん増すばかりです。毎日コロナのニュースを見ていたら気分が落ちてしまう・・・と患者さんが話してくれました。

今の状況をなかなかプラスに転換するのは難しいかもしれませんが、コロナが終息したら何をしよう!と良いイメージを持ってあげることはとても重要だと思います。今は、少しでも早いコロナウイルスの終息を願いますが、今だからこそ自分自身の体に意識を向けてさらに高めていける時です。

私たちは、そんな皆さんのお力に少しでもなれればと思っております。最後まで記事を読んで頂きありがとうございました!

 

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自律神経失調症

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