目次

• 気持ちの変化
• 爪の縦線
• 筋肉の緊張
• 目の充血
• 生理の不調
• 最後に

こんにちは。ひろ接骨院　高槻院です。

今回は、肝臓の機能低下による症状についてお話します。

肝臓の機能が低下すると爪に異変が起こったり、筋肉に異常が起こったりします。それは爪や筋肉を栄養している血液の分布が上手くできなくなり、栄養を含んだ血液が目的の場所に届かなくなるからです。肝臓の機能が低下したために症状が起こっているのか、必要する血液が足りない状態なのかを判断しなければなりません。

何か嫌なことがあったりすると、胃が重くなったり、息が吸いにくくなったり、下痢になったりと、身体は素直に反応します。それは許せない怒り、何かを失った悲しみ、解決しない思い悩みなどから、交感神経が高まり続け、内臓の機能が低下するからです。ほんの少しのこと感情が動かされる出来事でも当の本人にしかわからない主観的な側面がそのストレスの大きさを左右します。しっぽを触られて怒る猫もいれば、怒らない猫もいます。人間が本能的に嫌なことがあれば、経験の中で嫌になることがあったりもします。

人体が健康状態であれば、肝の機能によって身体をのびやかに調和させる作用を持っていますが、もし何らかの原因で肝臓の機能が低下すると、肝臓の気は停滞しだします。

東洋医学の考え方では肝臓は「怒り」の感情で傷つき、肝臓の気や血を消耗してしまいます。「怒り」は様々な感情の延長線上にあるもので、「悲しい」出来事を勇気を出して話したのに笑われた「怒り」、本当は構ってほしかったのにどうして構ってくれなかったのと「寂しさ」から「怒り」の感情が芽生えたり、二次的に起こる感情でもあります。

人が強い怒りを覚えると、めまい・頭痛・顔面紅潮・目の充血・両脇肋部の脹痛などの症状が現れます。この症状は、肝が本来の機能を失った時の病理変化と似ているため、怒るという感情の変化を肝臓に帰属させ「怒は肝を傷る」といいます。強い怒りを鎮めるためには肝臓の調整が必要となります。

其華在爪という言葉をご存知でしょうか？

「華」とは栄華光彩を指し、「爪」とは手足の爪のことを指します。

つまり、「其華在爪」とは、肝臓の機能が指の爪の栄華光彩に反映されるということを意味するのです。

爪と筋肉は、ともに肝臓の血液の滋養を必要としています。したがって肝臓の機能は爪の栄枯の変化に影響します。肝臓の血液が満たされていれば、爪は硬く強靭で光沢があり紅く潤いがある。肝臓の血が足りなくなると爪は薄く柔らかく、ひどいときには変形して亀裂が入りやすくなり、干からびて光沢が無くなります。

「筋」とは筋膜であり、筋膜と靭帯などが含まれます。その主要な機能は骨節を連絡し運動をコントロールすることにあります。「肝は筋を主る」とは、筋膜が肝臓の血液の滋養作用によって維持されるということです。肝の血液が満ち足りていれば筋は滋養され、四肢や体幹の運動は力強く活発になります。もし肝臓の気血が衰退減少すれば、筋膜は滋養されないので、筋力が衰え、四肢や体幹の活動が活発でなくなります。さらには手足の震え・四肢や体幹の痺れなどの症状が現れる。

肝開竅於目（かんかいきょうおもく）

「肝は目に開竅す」とは、肝臓の機能が目に反映されることを指します。肝は蔵血を主り、肝の経脈は目の上に上るので、目は肝経の気血の滋養によって視力を得ることができます。したがって目の機能は肝臓の機能と密接に関係しているのです。目の充血・腫脹・疼痛を引き起こし、肝血が不足すれば物がぼんやり見え、目の乾渋します。そこで「肝は目に開竅す」というようになりました。

肝臓が貯蔵している血液のことを肝血といいます。肝臓は血液を貯蔵し、全身の血液を調整する機能があります。人体が静止したり休息しているときは、血液は肝臓に戻ります。

人体の活動時には、血液は全身各組織器官に分配されます。肝臓の血が足りない状態が続くと、必要な血液が生殖器に巡らず、生理不順や男性の遺精などの症状を引き起こします。

いかがでしたか？

当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。

自律神経が整い身体の機能が正常に働くようになると様々な不定愁訴が軽減していきます。

自律神経系の症状でお悩みお困りの方は、お身体のメンテナンスは全力でサポートさせて頂きますので、どうぞお気軽にご相談ください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

原因不明の痛み・不調を自律神経を整え改善する専門整体

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