食から変える自律神経の整え方

私たちの健康にとって、食は切っても切れない関係にあります。

食材の栄養素を体内で吸収し、体調を整えたり、動くためのエネルギー源にします。

ところが、現代の食生活は昔ながらの生活からは大きくかけ離れ、不自然なものとなっています。

便利で手軽なものが増え、ファーストフード、インスタント食品や冷凍食品、

レトルト食品、缶詰、瓶詰といった加工品など、

食品添加物がたっぷり含まれた食材が溢れています。

そんな食材が当たり前のように人の口に入って

いる現代は、まさに自然から離れた食生活となっています。

自然な日本人の食生活とは、日本古来から受け継がれる食生活が理想といわれています。

もちろん、すべて変えてください! といってもそれには費用もかかりますし、手間もかかります。

ですので、まず身近にあるものから少しずつ変えていってみてください!

身近な5項目で健康な食生活を

①玄米

神経の働きに役立つビタミンB群が豊富に含まれている玄米。

ビタミンB1は神経細胞でエネルギーを産生、ビタミンB6は神経伝達物質の代謝、

パントテン酸は神経伝達物質の分泌を高めます。

この他にも、末梢の毛細血管への血流を促すなどの作用もあります。

②豆類

不足しがちな栄養素が豊富な豆・大豆食品。

上記の玄米でも紹介したビタミンB群をはじめ、

亜鉛やカルシウムを豊富に含みます。

亜鉛は、ビタミンAが正常に働くために必要不可欠で、

さらに脳の神経伝達物質を作る成分です。

カルシウムは、心臓のリズムを整える働きや、

筋肉全般に働きがあるので不足すると、

筋肉が痙攣しやすくなったりします。

③海藻類

階層には、豊富なカルシウム、食物繊維が含まれます。

特に海藻に含まれるフコダインという食物繊維の1種は、

体の治癒力を促進してくれ、免疫力を高めてくれる効果

があります。抗アレルギー作用、肝機能向上、

中性脂肪抑制などの現代人にかかせない健康作用があります。

 

④さかな(小魚、貝類など)

特に小魚は皮や骨、内臓など丸ごと食べられるので栄養価はバツグン。

カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富で、

自律神経失調症などの神経症状に効果的です。

また、現代の食生活は、ミネラルが消費しやすく、

不足していることがほとんどです。

⑤きのこ類

食物繊維を豊富に含みます。

食物繊維の多い食べ物は腸の中をゆっくりと進みます。

腸の中を食べ物が進んでいる間は体は副交感神経優位で回復力が上がっています。

腸内環境が整えば、栄養吸収が促進され、

老廃物や疲労物質は排出されやすくなり、免疫力もアップします。

どうでしょうか?手間はかかりますが、

今の食事を少しずつ自然に近い食材にかえて、

体が喜ぶ健康の習慣にしていきませんか?

健康についてお困りのことがありましたら、ぜひご相談ください。

症状について詳しくはこちら

自律神経失調症

関連記事