秋の花粉症とその原因

今や4人に1人がかかるといわれている花粉症…

ニュースなどで「昨年の〇倍!」など目にしませんか?

年々増加する花粉量に伴い、目や鼻の症状がひどく

生活に支障が出ている方も少なくないと思います。

しかし花粉症は花粉が原因ではないんです!

花粉は症状を引き起こすきっかけでしかなく実は身体の中にあるんです。

今回はその花粉症についてお話していきます。

 

  • この時期の花粉症とは?
  • 花粉症のメカニズム
  • 昔は花粉症なんてなかった?
  • 東洋医学的に見た花粉症

この時期の花粉症とは?

花粉は1年を通して空気中に飛散しており

花粉症は通年病になりつつあります。

その中でも特に多いのが春と秋です。

それぞれには以下のような特徴があります。

またブタクサやヨモギは

河原や公園、市街地など私たちの身近なところに生息し

知らない間に花粉が身体の中に入りこんでいることが多いのです。

では花粉が身体の中に入ってどういう仕組みになっているのか

メカニズムを紹介していきます。

花粉症のメカニズム

花粉症は鼻腔内に花粉が入ってきたとき、それを排除しようとする

「免疫反応」によって、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの

症状が起こることをいいます。花粉症の主な原因は、免疫反応によるものです。

本来、免疫反応は身体にとって良い反応ですが、
花粉が増えることで症状が強く出過ぎるために生活の質が低下してしまいます。

昔は花粉症なんてなかった?

タイトルにもあるように昔は花粉症なんてなかったのはご存じですか?

スギやブタクサの花粉が当時はなかった!なんてことはありません。

スギという植物自体、弥生時代から私たちに馴染みのあるものです。

ではなぜ昔にはなく今こうして花粉症が大流行しているのでしょうか?

原因は私たちの生活習慣の変化が大きく関係します。

 

食生活の変化

昔は魚や野菜中心でしたが欧米化が進み

肉や牛乳、ビールやファストフードなど脂っこいものが増えました。

また香辛料や甘味料など食品添加物も増えてきたことで

内臓に負担がかかってしまい身体の免疫が正常に働けなくなるのです。

その結果、花粉に過剰に反応してしまい

目や鼻、呼吸器系などの症状が起こるのです。

 

ストレスによる自律神経の乱れ

いまは「ストレス社会」と言われるほどストレスが多い現代社会・・・

体調を崩すほどストレスを抱える人が増えてきています。

また人間関係などの精神的なストレスもそうですが

昔よりもスマホやパソコンなど機械に携わることが増え

これらを長時間使うことは身体にとって強いストレスになります。

ストレスは自律神経を乱し、身体の免疫力を低下させます。

この免疫の低下が花粉にとって好都合なのです。

花粉症の対策

先ほどお話したように花粉症は身体の免疫異常が原因となります。

免疫は自律神経の働きが大きく関係します。

対策としてはこの自律神経が乱れないようにすることです。

具体的な方法としては以下のようなものがあげられます。

生活習慣の見直し

自律神経は1日を通して働いている神経です。

なので私たちの生活習慣に影響します。

生活習慣の中でも睡眠不足や偏った食事など

不規則な生活リズムは自律神経の乱れに繋がります。

特に食事の面では脂っこいものや甘いもの、

辛味など刺激の強いものは内臓に負担をかけます。

内臓の中でも腸は「人体最大の免疫器官」とも呼ばれる重要な部分。

野菜を多めに取ってあげたり、胃腸に優しい食事を取り入れてみてください。

また睡眠時間をしっかり確保してあげるのも大切です。

花粉の侵入を防ぐ

花粉は免疫異常を起こしている身体にとって

症状を引き起こすきっかけになります。

外出する際はマスクをしたり、帰宅後うがいをすることで

身体の中に入らないよう予防していきましょう。

まとめ

発症していないはもちろん、すでに発症している人は症状が

今以上にひどくならないためにも生活習慣から変え、免疫をあげること

花粉を体内に取り入れないようにすること大事です。

今回は花粉にだけ焦点を当てましたが

排気ガスやPM2.5など大気汚染にも注意が必要です。

これらの粒子は花粉が引っ付きやすく一緒に取り込んでしまいます。

日頃からできることをしてこの時期の花粉症、春先の花粉症に

備えていきましょう!

 

症状について詳しくはこちら

自律神経失調症

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