自律神経と感情の抑圧

  • 慢性的に肩こりや腰痛を抱えている
  • 頭痛が頻繁に起きて集中できない
  • いつもだるくて疲れがとれない
  • 寝つきの悪さや夜中に何度も目が覚める
  • 朝がしんどくて起き上がれない
  • 下痢や便秘を繰り返してしまう
  • ストレスが溜まると少しのことでイライラする

自律神経の乱れによる症状

こんな症状ありませんか?

自律神経とは、無意識に健康な状態をコントロールしてくれる神経です。

たとえば、胃を動かして消化を促進しよう!と思っても自分の意志では、コントロールすることはできません。ご飯を食べると体が自然と内臓を動かしてくれて消化を促進してくれます。

この自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれ、シーソーのようにバランスを取り合って成り立っています。

たとえば、交感神経は車で言うとアクセルの役割をする神経です。朝起きてから寝るまで、体を活発に動かせるのはこの神経が優位になってくれているおかげです。

次に、副交感神経は車でいうとブレーキの役割です。体を休ませるときや内臓を動かすときはこの神経が優位になります。マッサージを受けた時など体がリラックスしているときは副交感神経が働いています。

このように、何も意識していなくても体の状態を整えてくれる機能こそが、自律神経による自然治癒力といわれるものなのです。

引き起こされる体の異常はほとんどの場合が自律神経が関わっているんです。

 

現代のストレス要因

最近では、自律神経失調症という言葉が、メディアでも取り上げられるようになり、自律神経に対する認知もここ数年でどんどん高まってきています。

自律神経の乱れが起こる要因に「ストレス」があります。ストレスと聞けば、様々なものをイメージされるかもしれませんが、大きく分けると、以下の項目があげられます。

  1. 環境的ストレス
    電磁波、気温、湿度、気候、騒音、振動、光など
  2. 化学的ストレス
    コーヒー、お酒、タバコ、薬物、食品添加物など
  3. 生物的ストレス
    細菌、ウイルス、カビ、花粉等、感染症やアレルギーなどの原因物質
  4. 肉体的ストレス
    過度な労働(出張、夜勤、残業)家事、育児、介護、睡眠、
  5. 心理的ストレス
    感情(怒り、悲しみ、罪悪感、不安、恐怖など)トラウマ、感情の抑圧など

今、挙げられていたのは一部の要因です。私たちの日常には、ストレスになりうる要因はどこにでも付きまといます。

これらのストレス要因は気づかぬうちに私たちの体に影響を及ぼし、なおかつ徐々に積み重なり、ストレスに耐えられる体の容量をこえた時に症状として現れることが多いのです。

このストレス要因の中でも、ここ最近で注目されているストレスがあります。

それが、「感情の抑圧」です。

感情の抑圧とは

言葉のとおり、感情を抑え込むことです。

しかし、この感情を抑え込むということが体のトラブルを招いてしまうのです。

人は、感情を抑え込むことによって、莫大なストレスが溜まるからです。

例えば、仕事場で上司に理不尽なことを言われて腹が立ったり、感情的になったとします。       当然、直接言い返したりすることはなかなか無理な話です・・・なんなら言い返した方が問題になるかもしれません・・・。このように感情を表に出さないでとどめておくと、ストレスが増え続けます。

これを誰かに愚痴ったり、共有できる職場の仲間や、友人がいればストレスも軽減できるかもしれませんが、「相手が嫌な気分にならないか」「相手にどう見られるか」などを考えてしまう方は、大抵の場合はこのような話をできないことが多いです。

感情の抑圧を繰り返していくと、そのストレスは蓄積し、脳の機能を低下させます。物事を冷静に考えることができなくなったり、休息しているはずなのに緊張がずっと続いていたり・・・

それが対人ストレスを起こしてしまい、人とのつながりに恐怖を感じてしまい、コミュニケーションの欠落や、うつ、暴力、依存、身体の不調など、人によって起きる症状は違いますが何らかの問題となって表面化してきます。

抑圧から解放させるために

近年では、この「感情の抑圧」の解放の取り組みが普及しています。            特に注目されているのは「笑うこと」と「泣くこと」です。

笑うことと泣くことには、カタルシス(浄化)の効果があります。

 

【笑うこと】

笑う門には福来たる

という言葉がありますが、まさにその通り!近年、様々な研究から笑いの効果が証明され始めています。笑うことによって脳が活性化され、免疫力も引きあがると言われています。他にも記憶力や集中力にも影響力があると言われ、笑いの力の可能性はどんどん広がっています。

【泣くこと】

実は、泣くことの効果は、笑う事よりも感情を浄化する力が強いと言われています。

泣くことによってストレス時に働きやすい交感神経の緊張が緩和され、副交感神経にスイッチが入り、体はリラックスした状態になります。

映画を見て泣いたり、悩みを相談して泣いたあとスッキリしているのは、この効果があるからと考えられています。

浄化のためにできること

感情を解放させるのは、笑ってもいいし、泣いてもいいです!

好きな音楽を聴く、友達と話をする、カラオケにいく、映画を観る、おいしいものを食べる、アロマなどリラックスする匂いを探すなど、

人間の持つ五感を使って、あなたのリラックス方法を見つけてください!

さいごに

現代社会では、ストレスをゼロにすることは不可能です。

上記でお伝えしたことは、1つの手段です。

身体のケアでこれをすれば絶対大丈夫というものはありません。

大切なことは今自分は何がストレスになっているのか、自分の身体は、

どうすればリラックスできるのかを知ることです。

あなたの症状の改善方法は、かならずあなたの身体が知っています。

当院では、そんな身体がリラックスできるキッカケづくりを整体を

通しておこなっております。

自分では、どうにもならず悩んでいる方は、ぜひご相談ください。

症状について詳しくはこちら

自律神経失調症

関連記事