酷暑だった夏も過ぎ去り、過ごしやすい季節になりましたね。
しかしそんな秋こそ体調が崩れやすいのはご存じですか?
夏に比べ1日の気温差が激しくなったのはもちろんですが
ある内臓の働きが大きく関係しているのです。
今回は秋の不調の原因についてお話していきます。
- ある内臓とは?
- それぞれに共通しているもの
- なぜ秋に影響するのか?
- セルフケアについて
- まとめ
ある内臓とは?
早速ですが秋の免疫力低下に関係する
ある内臓とは何だと思いますか?
それは肺と大腸です!!
「肺」が悪くなると咳や痰など風邪の症状を、
「大腸」が悪くなると便秘・下痢などのお通じを
おそらくイメージされるのではないかと思います。
実はこの2つの内臓は免疫にも大きく関わっているのです。
それぞれに共通しているもの
「肺」と「大腸」にはある共通点があります。
それは免疫に関わるリンパ管が多く存在していることです。
リンパ管の中にはたくさんの免疫細胞があり
細菌やウイルス、食べ物、空気など外部から
身体を守る役割を果たしています。
働きが落ちてしまい、リンパの流れが悪くなってしまう老廃物の
排出ができずに身体にとって有害なものがどんどん溜まってしまうのです。
その結果、風邪を引きやすくなったりして体調を崩してしまうのです。
なぜ秋に影響するのか?
それは東洋医学の観点から説明することができます。
まず下の画像をご覧ください。
東洋医学で用いられる五行色体表と呼ばれるもので
今回のテーマに関わるものだけ抜粋しました。
※東洋医学ではあらゆるものを5つの属性に分類することができます。
五季:季節を表します。
五候:季節の外気を表します。
五主:関連があるものを表します。
「肺」
肺は呼吸機能に関わることから「気(エネルギー)」に
大きく関するといわれています。
口から取り入れた空気は全身を巡り、
筋肉や内臓を栄養する「宣発粛降(せんぱつしゅくこう)作用」があり
図にもあるように肺は全身の皮膚(皮毛)と関係しています。
また毛穴を開閉し発汗などで体温を調節し
身体の外から悪いものを守る防衛の役割も果たしています。
これらの働きができなくなると以下の症状が出てきます。
・過剰な汗
・暑いのに汗をかかない
・風邪の症状
・皮膚が乾燥する
「大腸」
大腸は小腸が栄養を吸収した残ったものから
水分を吸収し便に変え、排泄する「伝導(でんどう)作用」があります。
この働きができなくなることで以下の症状が出てきます。
・便秘
・下痢
肺や大腸は乾燥に弱く
秋になると働きが落ちてしまいます。
呼吸やお通じとして有害なものを排出できない分
肌荒れや吹き出物など皮膚から出そうとするのです。
セルフケアについて
肺は呼吸機能に関わることから「気(エネルギー)」に
大きく関するといわれています。
口から取り入れた空気は全身を巡り、
筋肉や内臓を栄養する「宣発粛降(せんぱつしゅくこう)作用」があり
図にもあるように肺は全身の皮膚(皮毛)と関係しています。
また毛穴を開閉し発汗などで体温を調節し
身体の外から悪いものを守る防衛の役割も果たしています。
これらの働きができなくなると以下の症状が出てきます。
・過剰な汗
・暑いのに汗をかかない
・風邪の症状
・皮膚が乾燥する
大腸は小腸が栄養を吸収した残ったものから
水分を吸収し便に変え、排泄する「伝導(でんどう)作用」があります。
この働きができなくなることで以下の症状が出てきます。
・便秘
・下痢
肺や大腸は乾燥に弱く
秋になると働きが落ちてしまいます。
呼吸やお通じとして有害なものを排出できない分
肌荒れや吹き出物など皮膚から出そうとするのです。
セルフケアについて
日頃の生活からできるセルフケアを紹介していきます。
水分の調節
先程お話ししたように「肺」・「大腸」は乾燥を嫌います。
特に鼻や喉などは「肺」と深く関係しているので
水分補給や乾燥しないようマスクなどで保湿するのも効果的です。
食べ物
東洋医学では「肺」・「大腸」は辛味によって
栄養されるといわれています。
ここでいう辛味とは塩辛いとは異なり、
食べ物でいうと以下のようなものになります。
唐辛子、山椒、胡椒、大根、長ネギ、玉ねぎ、にんにく
秋の旬の食材(かぼちゃ、さんまなど)
また反対に苦味は良くないとされ
トマトやキュウリなど夏野菜、ゴーヤなどが苦に属すので
食べすぎには注意しましょう。
呼吸器系への負担を減らす
みなさん、普段呼吸するとき鼻と口どちらで呼吸しますか?
結論から言うと東洋医学的にみると鼻で呼吸するのがおすすめです。
なぜ鼻からが良いのか?
「肺」の機能が落ちると鼻炎や鼻詰まりが起こることから
鼻と深い関わりがあるとされています。
また鼻から吸うメリットが2つあります。
身体にとって有害なものから守る
鼻にはフィルターのような働きをしている副鼻腔が存在します。
鼻から吸うことでホコリや菌、ウイルスなどを
口から吸うより取り除くことができるのです。
また口から吸うことで口内が乾燥し
菌が活発になり繁殖してしまうのです。
肺の負担を和らげる
鼻から吸うことで鼻腔、喉を通る中で
適切な温度・湿度となり肺へ運ばれます。
口から吸うことで冷たい空気のまま直接運ばれるので
鼻で呼吸するのがおすすめです。
まとめ
鼻にはフィルターのような働きをしている副鼻腔が存在します。
鼻から吸うことでホコリや菌、ウイルスなどを
口から吸うより取り除くことができるのです。
また口から吸うことで口内が乾燥し
菌が活発になり繁殖してしまうのです。
鼻から吸うことで鼻腔、喉を通る中で
適切な温度・湿度となり肺へ運ばれます。
口から吸うことで冷たい空気のまま直接運ばれるので
鼻で呼吸するのがおすすめです。
まとめ
今回は肺・大腸についてお話していきました。
2つは身体にとって有害なものを体外へ排出する
重要な役割をしており西洋医学・東洋医学の両面からみても
必要不可欠な器官となっています。
この記事を読んだことで少しでも理解していただけたら幸いです。
今日紹介したセルフケアはもちろん、それ以外にも
できることはあるので自分に合ったケアをしていきましょう。
最後に
いかがでしたか?
当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。
今回お話した免疫力の低下は自律神経が乱れる原因の1つです。
また当院では内臓調整も行っております。
自律神経症状に悩まされている方、原因がわからないなどお困りの方は、
全力でサポートさせて頂きますので、どうぞお気軽にご相談ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
症状について詳しくはこちら
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