副腎疲労を引き起こすメカニズムと栄養療法とは?

こんにちは。ひろ整骨院です。

今回は副腎疲労を引き起こすメカニズムと栄養療法についてお伝えします。

副腎はストレスに対応するコルチゾールというホルモンだけではなく、ドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンなど、50種類以上のホルモンを分泌している内分泌器官で、身体にとって重要な臓器なのです。アメリカの高加齢医学の医療現場では、がん治療や、皮膚疾患治療、高血圧治療、不妊治療の前に副腎疲労の治療することが通常の流れとなっています。

何故、副腎疲労が起こると不調が起こるのか

副腎が疲労するとあらゆる心身の症状が現れます。

 

・朝起きるのがつらい

・熟睡できず、目が覚めても疲れが取れない

・元気が出ない

・倦怠感を感じる

・今までできていた日常生活に一苦労する

・性欲が湧かない

・ストレスをうまく対処できない

・気持ちが落ち込む、うつっぽい感じがする

 

副腎疲労による症状としてはまだ少ない項目です。

「私のことかも」と気になる点がありましたらこのまま読み進めてください。

 

上記の項目を見てみると、肉体の症状だけではなく、心の症状もでています。

副腎疲労は心の症状を引き起こします。やる気を引き起こすホルモン・ドーパミンや、戦うため、怒りの感情に対応するためのホルモン・ノルアドレナリン、アドレナリンなどを分泌しているためです。副腎が疲労してホルモンの分泌に乱れが起こると、心の問題が出てきやすくなります。

副腎は脳の健康状態に影響を与える臓器で、疲労によって不調が起こると…

 

・気分の落ち込み

・うつ症状

・倦怠感

・記憶力、思考力の低下

・感情のコントロールがうまくできなくなる

 

 

脳からの情報を伝達する神経が体中の様々な器官に繋がっています。

感情や思考、生命維持などの神経活動を行う司令塔です。

脳が感じたストレスそのものが副腎のストレスとなるのです。

視床下部と副腎の関係

脳は感じたストレスに対応しようとします。

 

・曲がり角で人とでくわした時

・いきなりクラクションを鳴らされた時

・上の階の住民の声や足音が気になる

・隣の人の香水の匂いがきつい

・用事があるのに仕事が終わらない

 

このように瞬時に起こるストレスに感じるや長期にわたるストレスに脳は対応するために視床下部が働きます。その脳の中にある視床下部は、自律機能やホルモンバランスをコントロールしています。

視床下部は内分泌器官である脳下垂体に副腎皮質を刺激するホルモンを放出しなさいと、指令を送ります。そして脳下垂体から副腎皮質を刺激するホルモンが分泌され、副腎が命令を受け、適量のコルチゾールが分泌されます。

 

しかし、感情の抑圧、度を超えたストレスを感じると、視床下部にダメージが起こり、分泌調節システムが機能不全を起こし、副腎が適量なコルチゾールを分泌できず、副腎疲労が起こります。

ストレスを感じた時はマグネシウムを摂取

ストレスを感じて感情がコントロールできなくなり、爆発的に感情を解放する人、ため込んでしまい、自分を責める人さまざまですが、ストレスを感じた時の脳の興奮を抑える栄養素があります。

それがマグネシウムです。

マグネシウムは、身体のエネルギーを産生ためのクエン酸回路を回してミトコンドリアを活性化させます。他にも、脳神経の興奮を抑えるのにも不可欠なミネラルになります。

マグネシウムを取るときに気を付けたいことは、カルシウムとのバランスです。

副腎疲労の人はマグネシウムが不足していることが多いので、多くとることに心がけてください。

片頭痛、月経前症候群の際のイラつき、月経困難症で生じる子宮の引きつるような痛みも、マグネシウムの摂取で落ち着かせることができます。そしてマグネシウムを摂取される際に、意識してほしいのはカルシウムとのバランスです。カルシウムとマグネシウムのバランスはカルシウムが2、マグネシウムが1の割合です。このバランスで栄養を摂取すると、効率よく、カルシウムとマグネシウムが吸収することができます。

 

マグネシウムは他にも身体にこのような作用があります。

 

・傷の治癒

・筋収縮

・神経伝達

 

マグネシウムは身体にとって必要不可欠な栄養素です。

以下の栄養素を摂取して副腎に負担のかからない状態を作っていきましょう。

マグネシウムが摂取できる食品

マグネシウムは海苔、わかめ、もずく、昆布など海藻類、ゴマ、干しエビ、煮干しなどの乾物、納豆、牡蠣に豊富に含まれています。天日干しの塩などもマグネシウムを摂取する際に有効活用できる調味料です。

最後に

ストレスに対応するためには栄養面がとても大切になってきます。

上記の栄養素を意識して食事を行ってみることをおすすめします。

また精神的ストレスは脳や心にダメージが起こり、自律神経の乱れが起こってしまいます。

当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。

自律神経が整い身体の機能が正常に働くようになると様々な不定愁訴が軽減していきます。

自律神経系の症状でお悩みお困りの方は、お気軽に当院にご相談ください。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

 

原因不明の痛み・不調を自律神経を整え改善する専門整体

『ひろ接骨院 高槻院』
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自律神経失調症

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