みなさんは、疲れたときにホッと一息、甘いものが欲しくなる時はありませんか?
甘いものを食べると、幸せな気分になったり、嫌な事も忘れられる・・・
そんな方も珍しくはないのではないでしょうか?
じつは、甘いものを本能的に求めるのには、理由があり科学的にも証明されています。
甘いを食べ過ぎてしまうのは、誰もが良くないとは思ってはいても、なかなかやめるのは・・・
大丈夫です!やめる必要はありません!でも、その甘いものがなぜ必要なのか、なぜ、食べ
だすと止まらなくなってしまうのかを知ってあげるだけでも甘いものから人がうけている
恩恵や体にかかる負担も自分の意思で選択できるようになると思います
。
こんなことないでしょうか?
- イライラすると甘いものが欲しくなる
- 口が寂しくなって甘いものをいつも食べてしまう
- 疲れるとついつい甘いものに手が伸びる
- 間食が習慣になっている
- 甘いものは別腹
砂糖による体へのダメージ
世の中にあるすべての甘いものが悪いというわけではありません。甘いものを食べることによって幸福感を感じて、仕事や勉強を頑張れるという方もたくさんいるのも事実です。しかし、その甘いものにかならずといっても使われている「砂糖」。この砂糖を過剰に摂取してしまうことによって、内臓に負荷がかかり体はバランスを崩してしまう可能性があるんです。
では、体にどこに負荷がかかっているのか・・・
それは東洋医学の考えでお答えすると「脾臓」です。
まず、東洋医学でいう「脾臓」を説明させていただきます。
東洋医学の脾臓の考え
口から入った栄養は、消化管に入ります。そこから血管の中に入り、各細胞に分布し、活動力として体に影響を与えます。
東洋医学では、この全体の流れを脾臓と呼びます。
つまり東洋医学での脾臓とは、消化機能と循環機能の流れを指します。
日本人にとって血行が良い状態はサラサラな状態だと言われます。この状態を崩してしまう要因は、体を冷やす食べ物、生の食べ物、辛い食べ物を過剰に摂取することで、脾臓はドロドロの状態になり、不調が起きやすくなると言われています。
脾臓がこの状態になると、砂糖の影響を受けて負担が上がりやすくなります。しかし、砂糖だけではなく乳製品、加工食品、アルコールなどでも負担がかかりやすく、最近では砂糖の代用として人工甘味料も爆発的に増えてきているので、砂糖不使用という言葉にも注意が必要です。
脾臓のバランスが崩れると、上記でも書いたように、消化機能・循環機能を意味するものなので、様々な体への反応が起こりやすくなります。
・下痢
・体重の増加
・肌荒れ
・疲労感
・月経不順
・うつ
これらは、一部の症状の例にしか過ぎません。人それぞれ症状の起き方は違いますし、症状の感じ方も違います。
なぜ、やめられないのか?
なぜ、甘いものへの欲求が生まれてしまうのか。
東洋医学の考えでは、甘いものの欲求が強くなっているときが、「脾臓」のバランスが崩れて弱ってしまっている時だと考えられています。その欲求のまま甘いものを過剰に食べると、さらに甘いものへの欲求が強くなります。これが、なかなか甘いものから抜け出せない負のループです。
逆に言えば、脾臓のバランスをとることによって、甘いものへの欲求を抑えることも可能なんです。
今日から始める「脾臓」のケア
まず日常生活の中で、ついついしてしまっていることから見直すことが大切です。その習慣は三つ!
①ながら食べ
テレビを見ながら、仕事をしながら、本を読みながらの食事は消化の働きに悪影響を及ぼします。ただし、家族や友達と喋りながら食べは例外といえます。楽しく食卓を囲むということは自律神経のバランスを安定させる効果があり、消化吸収にも良い影響を与えると考えられています。なかには喋りながら食べるのは行儀が悪いという方もいらっしゃると思いますので、節度を守ってと付け加えておきます。
②早食い
早食いも消化の働きに悪影響です。消化不良を起こしやすく、消化に多大なエネルギーが必要になるので内臓疲労の原因にもなります。また、早食いということは言い換えれば、よく噛んでいない・味わっていないといえます。噛むことは消化にとっても重要なことですし、よく噛むことが副交感神経を活性化させ、内臓の働きやリラックス状態にスイッチが切り替わるのでとても大切なことなんです。
③いつもお腹いっぱい
いわゆる過食。これも消化機能を大きく鈍らせます。消化していく過程の中でどんどん食べ物が運ばれてくると消化の時間が間に合わなくなることが要因だと考えられます。よく腹八分目が良いと言ったりしますが、まさにその通りで、だいたい六分目から八分目の量が消化に負担がかかり過ぎない目安と言われています。
さいごに
いかがでしょうか?
疲れると甘いものが欲しくなる理由は、ご理解いただけましたでしょうか?先ほどもお伝えはしましたが、私は甘いものを絶対に食べてはいけないとは思っていませんし、時には自分へのご褒美として食べることは気分を上げるためにも大事だと考えています。
ただし、それが習慣化してしまったり、食べてもいいからと依存し、毎日食べてしまうことを大切だと勘違いして正当化してしまうのは別問題です。なにが体に負担になっているのか、なぜ甘いものを欲してしまうのかを知り、その原因となるストレスや、内臓の疲労を回復させるために行動できるようになることが大事です。
そうすれば、おのずと必要のないものは食べずとも大丈夫になります。
本質を知って、より良い毎日を送ってください!
症状について詳しくはこちら
関連記事
- 眼精疲労と脳の関係性
- 誰でも簡単!? 太ももの張りやツボケアで解消
- 身体のコリと自律神経の関係性
- 新型コロナ対策は免疫力アップ
- アレルギーと現代の生活習慣
- 春間近、、、〝春バテ〟に要注意
- 肩こり、腰痛は胃腸の疲れから?
- あなたのお悩みの症状の要因は?高槻で診るなら自律神経整体
- 自律神経の乱れと感情の乱れ
- 秋の花粉症とその原因
- 秋の免疫力低下はある内臓が原因だった!?
- 予防するなら今から!冬の冷え性対策
- 意外と知らない?東洋医学での肝臓の働き
- 頭の症状に効果的な3つのツボ
- 今から始める夏バテ対策!大阪の夏を乗り切ろう
- ある内臓を元気にして、梅雨を乗り切ろう!
- 身体の疲労と脳の関係性
- 食欲不振の原因は自律神経の乱れ!?
- 意外と知らない!? 肝臓の働き
- 自律神経と感情の抑圧
- 案外、見逃されやすい症状、下痢の原因と対策
- 観察の瞑想
- 一点集中の瞑想「瞑想」
- 血圧は必要な時に上がるもの!
- 瞑想で心を整えて、心の疲れを取り除こう!
- 自律神経症状と向き合う
- パニック障害と自律神経の関係性
- ストレスを受けないための思考パターンとは?
- 急増中!リーキーガット症候群と、その影響
- 過敏性腸症候群を改善させる
- 自律神経と痛みの関係性
- カラダの緊張を解きほぐすリラックス方法とは?
- 逆流性食道炎と自律神経のケア
- アルツハイマーと睡眠の関係性
- 自律神経を乱す電磁波への対策
- 筋肉の違和感や目の乾燥は肝臓の不調のサイン?
- 胃の不調は口元に現れる!?唇の色と口内炎のセルフチェックとケア方法
- 副腎のケア方法
- 5月病に向けて対策をしよう
- 自律神経失調症に効く4つのツボ
- 副腎疲労を引き起こすメカニズムと栄養療法とは?
- 胃の不調は口元に現れる!?セルフチェックと対処法
- 改善しない不調の原因は副腎の疲労かも!?
- 質のいい睡眠で副腎へのストレスを軽減する方法
- 目でわかる肝臓疲労の5つの徴候と9つの対処法
- 自律神経の乱れによる咳の対処法とは?
- 自律神経のセルフケア ~体を健康に導く呼吸法~
- 食から変える自律神経の整え方
- 腸内環境と自律神経の関係性
- 気圧で乱れる自律神経のバランス
- 自律神経を乱す甘い物と体の深い関係