1食欲不振とは?
2食べないとどうなるのか?
3食欲不振を招く要因
4対策法
5まとめ
冬から春へと季節が変わり、だんだんと温かくなってきましたね。
その一方、体調が崩れやすく様々な症状が出やすい時期で
テーマとしてあげている食欲不振もその1つです。
今回は食欲不振について話していきます。
食欲不振とは?
3大欲求の1つである食欲、食べ物を摂るという本能的な欲求が
低下したり全くない状態で具体的に
おなかがすかなかったり、食事の時に食べる気が起こらないことをいいます。
また、食欲不振には程度があり5段階で分類されています。
Grade1(軽度):食生活の変化を伴わない食欲低下
Grade2(中程度):多少の体重減少、栄養失調を伴わない摂食量の変化
Grade3(重度):顕著な体重減少、または栄養失調を伴う *輸液、経管栄養を要する
Grade4:生命にかかわり緊急処置が必要
Grade5:死亡
食べないとどうなるのか?
食事制限ダイエットがあるように体は痩せていきます。
仕組み:エネルギーが不足する
↓
筋肉を分解しエネルギーへと変換する
↓
それでも足りないと脂肪を分解する
人は食べることによりエネルギーを取り入れているので
身体の中の栄養が足りなくなります。
特に大事な脳にとって糖は唯一の栄養素…
そのため、頭がぼーっとしたり、頭痛、めまい、だるい感じがしたりと
身体にとって悪影響を及ぼします。
食欲不振を招く要因
では、食欲不振がなぜ起こるのか?
大きく分けて4つあります。
➀ストレス
ストレスは2種類あり、身体がストレスを感じると
自律神経の交感神経が刺激されてしまいます。
その結果、内臓をコントロールする副交感神経が働きにくくなり
消化・吸収といった機能が落ちて食欲低下につながります。
精神的ストレス:対人関係やプレッシャー、悩みによる
イライラや不安、焦りなど。
肉体的ストレス:怪我や事故、仕事での過労など
➁生活習慣の乱れ
食事の時間や回数、睡眠時間が不規則になると
リズムが崩れ身体にも影響を及ぼします。
食事や睡眠時は自律神経の副交感神経が高まるため
ここが乱れると胃腸の活動にも関わり食欲の低下に繋がりやすくなります。
➂消化器疾患によるもの
1胃腸の炎症
胃が炎症を起こす胃炎や
胃腸の壁が傷つくことによって起こる胃潰瘍、十二指腸潰瘍は
不快感、吐き気、胸やけ、食欲不振を伴います。
2食道の炎症
お酒などの飲みすぎによる嘔吐などによって
胃酸が逆流し炎症が起こる逆流性食道炎(ガード症候群)は
胃にも影響を及ぼし食欲不振を伴います。
3肝臓の炎症
お酒やウイルス、細菌によって炎症を起こす肝炎。
肝機能が低下することにより倦怠感や吐き気、食欲不振を伴います。
4夏バテなどの気候変化
温度変化による体温調整で汗をかいたり、汗が出ないようにすることで
水分バランスが崩れ体調を崩しやすくなります。
こうした気候変化に適応する際、自律神経の交感神経が過剰に働くため
胃腸の働きが悪くなり食欲不振を招きます。
対策法
先ほど要因をお話しした中で食欲不振は自律神経が関わっています。
食欲と関係する胃腸はもちろん内臓はこの自律神経によって
コントロールされているのです。
そこで予防としてはこの自律神経が乱れないようにすることが大事です。
- ストレスを溜めないこと
ストレスが溜まると交感神経がずっと働きすぎの状態になります。
そうすると内臓の働きが低下し食欲不振につながります。
誰かに相談するか、気分転換に趣味をするなどして
ストレスを発散させていきましょう。
- 生活リズムが崩れないよう日常生活を送る
日常生活の中には交感神経が働きやすいとき
副交感神経が働きやすいときがあります。
夜更かしや食事を抜くなど生活が不規則になると自律神経が乱れます。
1日3食なるべく同じ時間帯にとることや
睡眠時間を確保することで乱れるのを防ぎましょう。
- 運動をして身体を動かす
運動をすることによってエネルギーを消費し
おなかが空きやすい状態にでき、気分転換
つまりストレス発散にもつながります。
しかし過度な運動をしすぎると必要以上に交感神経が
高まってしまうので自分に合った適度な運動を心がけましょう。
まとめ
食欲不振はほっとくと身体に悪影響を及ぼします。
しかし、生活習慣を見直すことなど自分の身体に目を向けることによって
予防できる症状でもあります。
また今現在、食欲が落ちてしまっている方は
消化の良い食べ物を摂り胃腸への負担を減らしたり
一度診てもらうことで改善されることがあると思います。
この記事を読んで、自分自身の生活習慣はどうか?
自律神経は乱れてないか?と身体に目を向けるきっかけになれば幸いです。
最後に
いかがでしたか?
当院では、自律神経を乱す根本原因を検査で見つけ出し、施術を行います。
今回お話した食欲不振はもちろんのこと
頭痛や肩こり、腰痛も自律神経が乱れると起こる症状の1つです。
自律神経症状に悩まされている方、原因がわからないなどお困りの方は、
全力でサポートさせて頂きますので、どうぞお気軽にご相談ください。
最後までお読み頂きありがとうございました。
症状について詳しくはこちら
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